QOLを上げたければ、QOLを上げようとしない方がいいです
なーにいってんだこいつ。
いえいえ、意識的な問題を取り払おうという試みなんです。
QOLという単語のみで目先の損得に囚われてはいけない。
速報、機会を損なう。
QOL、大切なことです。
抗がん剤患者としても、QOLが下がるような副作用をなるべく排除して健やかに過ごせる日々を!という指針もあるそうです。
ただ気をつけてほしい。
QOLはお金をかければ直ぐに上がる。これは絶対的にそう。
でも、下がったQOLにも耐えられるようにしておかねばならない。
つまり、あまりたくさんのお金をかけてQOLを直ぐに上げてはいけない。
お金がなくなったときに詰むからである。
僕は抗がん剤というものにかなりのお金をかけてQOLをゴリゴリと削っています。おそらくがん患者の人はみんなそう。
しびれ、とかさ。なかなか無くならないんですよね。
まぁでも、「お、ちょっと良くなった気がする!」を、ちょっとずつ日々重ねれば上がってゆく。
ような気がする。
気がするのが大事。
「おおきく振りかぶって」だったか、合宿で練習して腹ペコの高校生たちがご飯の前にみんなで「うまそう!!」って叫ぶシーンがあった気がする。
そんで食べながら「うまいいい!!!」と叫んでいたような気がする。
食べたあと最後に「うまかった…」とつぶやいていた気がする。
QOLってさ、多分こういうのでいいんだよ。
これなら日常生活におけるライフハックなんかほぼいらんし。日々の生活が健やかであればそれで良し。
一点だけ料理ライフハックを教えておくと、鶏むね肉は、下味をつけた後、片栗粉をまぶしてフライパンには油のいらないグリルシートとかで焼くと、かなりの油が抑えられてなおかつ水分が片栗粉で抜けないので、食感もパサパサせずにいただけます。
ごま油とかが好きなら、ちょこっと最後にまぶせばかんぺーき。
料理はどんどんハックしていったほうがいい。
日々の生活が健やかであるためのノウハウは、おそらくはこういった考えからできあがります。
自分だけのノウハウを蓄積するのだ。
これらは、QOLを上げようとするのではなくて、ただ単に良いものを作ろうと思うだけで成せる。
QOLだけ上げようと色々と悩んだり気分が上がったり下がったりしているとプラマイを積分すれば至って普通で、その微分値の分だけ一喜一憂することになります。
それは、疲れる。
徒労は取ろう。
ハトハトハトハト🕊
QOLは上げるのではなく、結果として上がるもの。イチローさんはこういうこと言いそう。
ご飯を美味しくいただきたい、だとか洗濯物をキレイにたたみたい、だとかコーヒーや紅茶をもっと美味しくしたい、だとか一つ一つのスキルアップがこれには重要なように感じる。
結構長い目で見る必要があると思う。
ダイエットしたい人が、毎日体重計に乗って日々の数値に一喜一憂したり、食べ物の栄養成分表示にだけ惑わされていては、ダイエットできないように。
今日はイマイチなコーヒーができたとしても、明日はこれよりきっと美味いはずさ。
来年はもっと美味しい。
たまに、なんか最近は去年より良い感じだな、と感じる程度に留めるのが良いと思った。
常に最高のウリ文句が出てくるボジョレーヌーボーを見習い給えよ。
近年稀に見るQOL
昨年を超えるQOL
歴代でも指折りのQOL
とてもうまくいった年のQOL
挑戦の末たどり着いた、納得のQOL
最後に、いつもよりちょっとだけ疲れると、そこから回復したときにはいつもより良くなったような気がします。
そして、筋トレはこれまで述べたすべてを兼ね備える。