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高いもの=丈夫?

私が着ているデニムジャケット(今はGジャンをこう呼ぶらしい?)

昔、母方の祖母から譲り受けたものだった。

祖母はおしゃれ好きで、時代が時代なので、就職せずに祖父に嫁いで子供達を育てた祖母だけれど、働けるならお洋服のお仕事をしたかったと聞いたことがある。

その娘である私の母もおしゃれ好きで、ブランドものというよりも、"比較的手に入れやすい良いもの"を着こなしている。

さて、祖母に関しては、祖父が公務員だったこともあって割とお金には余裕があったようだ。

祖母からもらったデニムジャケットは、なんとバーバリー。

ちょっと前に売れ残りを全て焼却処分していたとかで話題になってしまったのが記憶に新しいけれど…

このジャケットは祖母のお陰で捨てられずに私のもとにやってきた。


バーバリーといえばマフラーやトレンチコートのイメージだったのでびっくり。

でも、着ている分にはあの"バーバリー模様"は出てこないので、ブランド色が表に出るものが苦手な私も普段使いさせてもらっている。

控えめに言っても10年以上、なんなら30年以上経っているだろうか?どこもほつれず、擦りきれず、本当に丈夫。

洋裁に詳しいわけではないのですが、きっとパターンや裁縫などの過程がやっぱり違うのだろうか。生地とかも。さすがブランドもの!と感動を覚えた。

そのとき、はて、と思う。

15年くらい前に3,000円くらいで買った薄手のワンピースも全然ボロボロにならないぞ。

ごくごく普通のワンピース。

気に入って今も着ているし、結構雑に扱っているはずだが(旅行バッグにくるっとまるめて詰め込みやすいw)いつもと変わらぬ様子で着れる。

でも、以前◯ま◯らで買った靴下は、半日で穴が空いた。足の爪も伸びてないし、すごく歩き回ったわけでもないのに。


これらの経験を通して、丈夫さに関して私は以下のように結論づけた。

高いもの=丈夫

安いもの=ピンキリ

とりあえず「ここのなら安心」という信頼というか保証というか、そういった要素もブランドの価値なんだろうと改めて納得。

あとはブランドものだと、何かあった時に「もって行ったら直してくれるかも?」という期待感もある。

◯ま◯らの靴下に穴が空いたからって、お直しをお願いしにいくことは無いだろう。

"高い"には物理的なものを越えた、そういう"信頼"がついてくるのかもしれない。


祖母のデニムジャケット、形は全然今時じゃないけれど、私は結構気に入っている。

今後、娘か孫娘ができたら譲れるかな。もらってくれるかな笑

acoco

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acoco/テキスタイルデザイナー&イラストレーター
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