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理想の女性の理想の男性(#002:『夢印』)

漫画も本気で読みます。感想も真面目に書きます。書き直します。

間もなく100作品目を迎える読書感想文の2作品目。
漫画も好きなので、読んだものを記録していこうと
漫画についても感想文を書いています。
その書き直しです。

今回の内容は…
男女交際とか、いわゆる「婚活」とか、
夫婦関係、家族関係、社会人として…
そんなことに関係のある内容になっちゃってます。

結局、できることはがむしゃらに動くことだけ。

小説もなんだけど…
「フィクション」は作者の内的世界。
「環世界」の奥の層。その表現なんだと思う。
     ※前回の感想文もご参照ください。
そこに触れて、自分の内外に変化をもたらしていく。
それが「フィクション」を読む意味、読む意義だと考えています。

作品についての感想としては…

グダグタボロボロダメダメ状態なところに
ひょんなことから非日常が始まって、
現実が捻じ曲げられていって、
完全ではないにしてもハッピーエンド。

なんだけど…
人生がこうなるんだったら、躊躇しないで冒険できる。
グダグタボロボロダメダメにもラクラクになれる。
でも、多分、現実はそうじゃなくて…
予定された調和は得られないだろうから…
ある程度計画性も必要なんだろうけど…
がむしゃらに動くしか無いんだよな…ということ。

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ところで、浦沢作品の女性像

・気丈
・行動的
・やや衝動的
美しくも男勝り。そんな印象。
ようするに「デキる女!」
全部の作品を読んだわけじゃないけど。

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男性性(父性)や女性性(母性)というのは、
はっきりと分けられない部分も大いにあるだろうけど、
個人的には、どちらかというと上に挙げた性質というのは、
男性的と言える要素だと思うけど、
これは現代の女性としても理想像なのかなとも思う
(こういうネタは、ハイリスクな感じで少し怖い…)。

読者が「自分」を同一視するのが「主人公」だから、
その読者が主人公と同様に…
様々な感情を抱きながら…
その「隣」で、勇気づけたり、
安心させたり、たまに逆のこともする。
それが「助演女優」としてのこの「ヒロイン」の立ち位置。
つい先日、ディズニーの「お姫様」が時代によって
その像が変わってきているというのをテレビで見た。
これは「主演女優」の話か…。
浦沢作品もそうなのかな…。

リーダーシップ、マネジメント、アニマ

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