「決断の主体」の自分を思い出していくための具体的な実践方法
「決断の主体」について
ワプニック博士が解説している教材でコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいくとき、「決断の主体」という言葉が頻繁に出てきます。
実際の英語では、decision maker、または、decision making mind、と表現されているわけですが、
それを日本語(加藤三代子さん)翻訳では、「決断の主体」と呼んでいるわけです。
その「決断の主体」については、コースの学びを進めていく上では必ず理解しておくべき概念だといえます。
というのも、「自分は(心の)決断の主体である」ということを思い出していくことが、このコース学習者の私たちが目指しているものだからです。
コースの学びと実践を通して「目覚め」に至ろうとしている学習者にとって、「決断の主体」の自分を思い出すことなしに、真の自己に目覚めることはけっしてないといえます。
というのも、「決断の主体」の自分こそが真のアイデンティティーであるからです。
もっといえば、「(心の)決断の主体」の自分を思い出していかないかぎり、コースの実践さえ、赦しの実践さえ、コースを学んでいくことすらあり得ないと言うことすらできます。
とはいえ、「決断の主体」である自分は、「心」のレベル、つまり、私たちの無意識の領域に隠されており、そう容易く認識できるようなものではないといえます。
そのためにはコース形而上学の学びと理解、そして、その理解に基づいた訓練が必要なのだということです。
そして、その訓練においては、私たちは忘却のベールを超えて心に戻っていくことが求められています。
それは、とても地道な学びと実践(訓練)を要するということです。
それでも忠実に学びと実践を重ねていくなら、確実に、「心の決断の主体」の自分を自覚/認識できるようになっていきます。
「心の決断の主体」が自覚/認識されるようになるなら、自分はこの時空間の世界の中にいない、つまり、自分は夢の外側に居る、ということが分かってきます。
いわゆる、「いまここ」「戦場を超えたところ」(T-23.Ⅳ)という時間の外側、つまりこの時空の外側の視点が認識されていくということです。
コース学習者の私たちが覚えておかなければならないのは、私たちが目指しているゴールは、その「決断の主体」の自分であり、それを完全に思い出すことなのだということです。
そのためにはコース形而上学のしっかりとした理解に基づいて実践していくことによってしか成し得ないということを肝に銘じておきましょう。
「決断の主体」を思い出していくための実践的手順について
「決断の主体」を思い出していくための実践的な手段が、「赦し」と呼んでいるものです。
その「赦し」は、外側の何か、誰かよって動揺したときがそのレッスンとなります。
動揺をきっかけに、私たちはその訓練をしていくことが求められているのです。
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