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【生きづらさ】共依存とは? 共依存の仕組みと克服する方法。

こんにちは。
今日は生きづらさを抱える人にとっての重大テーマ「共依存」について
考えていきたいと思います。

「共依存」とは
共依存とは、特定の相手との関係に依存しすぎる状態のことです。恋愛関係、友人関係、親子関係など人間関係全般に現れます。相手との関係性において自分の価値を見出すことになるため、自分自身を見失ってしまったり、危険な状況を招いたりすることも。

https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/topic/article_2108_00002/

共依存の特徴


  • 犠牲になりやすい
    自分ばかりが気持ちを押し殺してしまう

  • 乗り出してしまう
    相手が決めるべきことまでやってあげてしまう

  • 自分を追い立てる
    困っている人を放っておけない使命感
    完璧主義、みんなに好かれなければという思い

参考:https://www.a-h-c.jp/article/4950

共依存の人は、自分自身に焦点を当てることが苦手
常に外側に意識を向けています。
気づかないうちに、心が消耗し疲れていきます。

私自身、まさに「共依存」当事者でした。
深刻に悩んできたのですが
心療内科に行っても、カウンセリングを受けても、専門書を読んでも
なかなか抜け出せずにいました。

どうして抜けられたのかという体験談も、おいおい書いていきますが
まずは共依存の仕組みと、抜けるための考え方を説明しますね。

共依存の相手に、実際に言われたこと


恋愛などの親密な関係で現れやすいといわれる共依存ですが、
「共感性が高い」というHSPさんの気質が加わると
パートナーとの関係だけでなく、あらゆる人間関係が共依存的になります。

これらは、私が共依存の相手(友人や会社の後輩)に
よく言われてきたことです。

「◯◯がいないと何もできない」
「◯◯、助けて」
「◯◯の家にずっといたい」
「おばあちゃんになっても◯◯と一緒にいたい」
「◯◯って彼氏みたい」
「どうして他の子と仲良くするの?」

このように強く必要とされると、
共依存の人は「自分の価値が認められている!」と感じ
これからもこの人に尽くさなければ、という気持ちになります。

共依存はワーカホリックにもつながる


職場でも同じです。
「◯◯さんなしでは、このプロジェクトは上手くいかなかった」
「◯◯さんが優秀で本当に助かった」

評価されることが喜びになると、一層仕事を頑張るようになります。

私の場合、仕事依存がかなり強く
休日も副業をして働いていました。

当時はスキルアップという名目でやっていましたが、
実は「仕事以外の自分には価値がない」という思いの裏返し。
仕事で成果を出しつづけることで、
常に価値ある自分でいたかったんだな……と今では思います。

ほとんど休まず働いていたので
片頭痛や肩・首・腕・手の痛みなどに悩まされていましたが
「仕事はそういうもの」と割り切ってやっていました。

「もっともっと」と愛を求め、満たされることがない


共依存の人は、どんなに評価されても、どんなに必要とされても
「もっともっと」と愛が欲しくなり、決して満たされることはありません。

むしろ、周りを見渡して
「自分はあの人より××さんに尽くしているのだから、
 もっと愛を与えられるべきだ」
と思います。

愛が足りないと感じると、
「××さんは誠意がない」と相手の与える能力のなさを責めたり、
「私がダメだからだ」と自分を責めたり……。

満たされることがないので、次第に常に誰かを責めることになります。
この責める思いが自分に向かっていくと(自己否定)、
抑うつなどの精神症状として現れます。

愛を求める声の正体は「傷ついたインナーチャイルド」


「もっともっと」と愛を求める声の正体は、
自分の内側にいる子どもの頃の自分「インナーチャイルド」

子ども時代に何らかの問題があり、
自分のありのままの価値を認められないと
インナーチャイルドは傷を負います。

傷を抱えながらも、一生懸命大人になった人のことを
「アダルトチルドレン」といいます。

「もっともっと」という声は、
愛を満足に受け取れなかったインナーチャイルドの
「無条件の愛を求める叫び声」なのです。

共依存から抜けるには。


傷ついたインナーチャイルドは、愛に関する大きな勘違いをしています。

  • 愛はいつか失うもの

  • 愛は減るもの

  • 愛は努力して獲得するもの

愛は無限に存在し、ずっと自分のそばにいると認めることで、
共依存から抜け出すことができます。

この真理に対して、自我は猛反発するでしょう。
認めたら、今までの人生の苦労が無駄になってしまうからです。

「そんなことはありえない」と言いたくなる気持ちはよくわかります。
「自分の両親は、本当にひどかった」
「全く愛された記憶はない」と。

たしかにあなたの親御さんや周りの大人には、
あなたを愛する余裕がなかったのかもしれません。
あなたに対して、愛の能力を発揮できなかったのかもしれません。

だからといって、あなたに愛される価値がないということにはなりません。
「愛される資格がない子ども」なんていないのです。

あなたは本当は、ありのままで愛される存在です。

人生に光を感じられず、
人生を終わらせたいと思うくらい辛い時期があったとしても。
なんとかこうして生きて来れて、
このnoteに辿り着いたのがなによりの証拠です。

今のあなたを光に導いている大いなる存在は、
決してあなたを見捨てません。
あなたにだけ太陽の光が当たらないなんてことは、ありえないのです。

過去は過ぎ去ったもの。
細胞は毎日生まれ変わり、新しい自分になっています。
いまこの瞬間から、あなたは愛を経験できます。

今からはじめられること


まずは、自分を癒すことからはじめていきましょう。

「◯◯すべきなのに、してくれない」という相手への不満を感じたときは、
「◯◯すべき」という自分の信念を手放すチャンスです。

信念についてはnoteで何度も取り上げているので、
興味のあるテーマを選んで読んでみてくださいね。

あなたの心を覆っている雲が、晴れますように。


HSP専門カウンセラー えりーな
東京の大企業でデザイナーとして勤務した後、移住・独立。西洋占星術の知識や宇宙と繋がる能力を活かしたセッションを開始。HSPや愛着障害の当事者として、クライアントさまに寄り添い、あるがままに今を生きるためのカウンセリングを行います。


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