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【大人から習い始めたピアノ】バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻2番 ハ短調BWV 847

2022年8月23日
KAWAI楽器前橋店さんで期間限定開催されていたKAWAI PIANOの最上級モデルSHIGERU KAWAI のフルコンサートサイズSK-EXの試弾会に参加してきました。

私は自宅でもSHIGERU KAWAI (SK-5)を使用しており、SHIGERU KAWAIはお気に入りのピアノなのですが、今回試弾したSHIGERUのフルコンは本当に格別の上質な音と反応の良さで、私が自分の人生で出会ったピアノの中でも弾いてみて最も感動した1台でした。


で、試弾会では、先日の記事でも書いたラヴェルのソナチネと、バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻2番 ハ短調BWV 847 などを弾いてきました。その時の平均律の演奏をインスタにアップしたので、今回はこの曲について書きたいと思います。

ご存知の方も多いかもしれませんが、ヨハン・セバスチャン・バッハの「平均律クラヴィーア曲集」は、1巻と2巻があり、それぞれ24の全ての調による前奏曲とフーガで構成された曲集です。詳しくは↓をご参照ください。


決して上手ではありませんが、試弾会での私の演奏はこちらです😅

↑のBWV847 前奏曲は、現在速度アップ練習中で、まだちょっとクオリティが伴っておりませんが(言い訳)、中年から習い始めたピアノなので、あたたかい目で見ていただけたら幸いです。

太田 敦雄 on Instagram: "#休日の過ごし方🤗✨ KAWAI楽器前橋店さんで期間限定で開催されている(明日20220824まで😅)シゲルカワイのフルコン SK-EXの試弾会に参加させていただきました😊✨ ・ 2022年の課題のひとつ、バッハの演奏苦手意識克服のために取り組んでいる#JSバッハ #平均律クラヴィーア曲集 第1巻2番 ハ短調 BWV847 フーガの演奏動画です😊✨ ・ バッハは、聴くのは大好きなのですが、弾くのは超絶苦手で😅、この曲も2年前レッスンで全く歯が立たず、ややトラウマお蔵入りしていたのですが、バロック演奏へのコンプレックスを克服したいなと思い、再度引っ張り出してプレリュード&フーガのセットでやり直し練習しています😊✨ ・ このフーガは、私的にはプレリュードよりも演奏安定度が悪く、脳のコンディションの良し悪しで出来ばえにバラ付きが多いのが悩みどころです😅今回はややイマイチでした💦 ・ より良い演奏ができるよう引き続き精進いたします✨✨ ・ #バッハ #バッハ平均律クラヴィーア曲集 #バッハ平均律クラヴィーア第1巻第2番 #bwv847 #bach #bachwelltemperedclavier #bachbwv847 ・ #インスタピアノ同好会会員番号77番 #ipdjp #インスタピアノ同好会 #大人ピアノ #ピアノ練習 #pianolove #pianogram #instapiano #piano #pianopractice #pianoplayer #ピアノ練習記録 ・ #インスタピアノ同好会会員番号77番 #太田敦雄 #シゲルカワイ #shigerukawai" 1 likes, 0 comments - acidnature0220 on August 23, 2022: "#休日 www.instagram.com


BWV847 フーガの方は、なぜだか表示のされ方が違いますが、上記のリンクでご覧ください。
※あくまで上手というわけではありません。

私は、バッハの楽曲を聴くのは大好きなのですが、演奏するとなると超絶の大苦手で、実はこの曲、人生で初のバッハチャレンジ楽曲なんですね。そして、一昨年に一回手がけたのですが、当時の私のピアノ脳&技術では全く歯が立たず、前奏曲もフーガもボロボロの出来にもかかわらず、当時の先生が「なんとなく感じがつかめたみたいだから」となぜか合格となってしまい(たぶん先生が飽きてしまった😅)、苦手なままお蔵入りしていました。

私としては、「バッハは全然弾けなかった」という記憶だけが強く残っていて、それ以来バッハ演奏への苦手意識がコンプレックスになっていました。

2022年3月からピアノの先生を変えたのを機に、苦手意識克服とバロックや古典の楽曲をしっかり弾ける指を作る練習も兼ねて、このトラウマ曲BWV 847に再挑戦することにしました。

先生からも、この前奏曲はしっかり動く指をつくるためのエチュードとしても使える曲だから、毎日弾くとよいというアドバイスをいただき、地道に練習を重ねました。新しいピアノの先生は、とても熱心に根気強く教えてくださり、私もコンプレックス克服のために練習を頑張ったこともあってか、以前の先生に教わっていた時とは比較にならないくらい、この楽曲もなんとか弾けるようになってきて現在に至ります。

BWV847の前奏曲は、前半は16分音符の規則的な運動性のパッセージが続き、後半に速くそして戦慄的な「Presto(きわめて速く)」のパートから、吟遊詩人の歌的な「Adagio」、そして教会オルガン的な「Allegro」のラストという、たたみかけるような速度変化の展開があって、とてもドラマティックです。私の演奏ではまだあまりうまく実現できていませんが、前半の無窮動部分の和声の変遷と、後半の速度変化の劇的表現が、この曲を聴かせるためのキモになる部分かなと思います。

激しい雰囲気の前奏曲に対し、パッと聴きだとより簡単そうに聞こえる3声フーガは、大人からピアノを習い始めた私には習得が難しかった曲のひとつでした。右手がメロディ、左手が伴奏というような書法ではなく、それぞれの声部が、合唱のようにそれぞれ役割のある3人の歌として同時に進行していく感じを2本の手で紡ぎ出していくのは、子供の頃のピアノ経験がない者にとっては、脳の認知機能的にとても情報処理量が多く難しい作業だと感じました。

私の場合は、上写真の楽譜のように、テーマ・および各声部を色分けして、少しでも自分にとってビジュアル的に分かりやすくなるようにして、声部別に弾く練習や片手ずつ練習などを積み重ねて、徐々に弾けるようになっていきました。片手で弾くのはさほど難しく感じないのですが、各声部の歌を意識しながら両手で合わせて弾くと一気に難易度が上がり、練習し始めの頃はなかなかキツかったです😅

あれやこれやで、3月から練習を続けてほぼ半年、全く弾けずに一回はお蔵入りしたバッハの平均律BWV847も前奏曲・フーガあわせてなんとか形になりました。
現在、このBWV 847に続いて6番ニ短調BWV 851を練習中です。

かつて自分には無理そうだなと思った曲も、いったん寝かせておいて、もう少し上達してからリベンジすると、結構弾けたりするものなのだと学びました。
押してもダメならいったんは引いてみて、後でまた戻るのもひとつのテですね😊

では、私の使用楽譜や参照したピアニスト演奏盤についても別記事で書きたいと思います。


私は、子供の頃にはピアノを習ったことはなく、クラシック音楽を弾きたい憧れから40代になってから、電子ピアノを買って独学から始め、3~4年頑張ってみたものの、譜読みレベルまでで1曲も通して弾けるようにならず、40代後半からピアノの先生について習い始めてました。

2022年現在でレッスン歴6年くらい。常に難易度的に背伸びの楽曲にチャレンジしてきましたが、先生のご指導と地道な日々の練習が実を結び、かつては夢・憧れだった楽曲も少しづつですが弾けるようになってきました。

大人になってからピアノを習得するのは難しいと思って、始める以前に諦めてしまう方も多いと思います。しかし、私自身、苦労も努力もしましたが、なんとかここまで弾けるようになりましたので、これからピアノを始めたいと思っている方が勇気と希望をもって最初の一歩を踏み出す手助けになればと思い、亀の歩みで進んでいる私のピアノライフについても、引き続き書いていきたいと思います。

また、ピアノ好きな方ともぜひ情報共有したりつながっていきたいと思いますので、ぜひお気軽にコメント等お書きいただけたら幸いです ^^

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