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【人生のほんの1日】20230901 ピアノレッスンday

今日の午後は、毎週恒例のピアノレッスンでした。

ホント毎日いろいろあってタイヘンではあるものの、私にとってピアノは、40代に入ってから習いはじめて7年 毎日休まずに続けて、もはや人生の一部みたいなものになっています。

これからも結構本気で向き合っていきたい一生モノの趣味なので、仕事が忙しいとはいってもレッスンないがしろにせず、キチンと取り組んでいきたいと思っています😊

今回は、コンクール一次の動画提出も迫っているので、直近のコンクール曲を中心に、いつにも増して真剣モードで頑張りました。

今日はレッスンの最後の方でコンクールに乗せる曲まとめて弾いたのですが、ちょうど最後の「グラナダの夕べ」を弾いているタイミングで、私の次の「激・お上手な」中学生の生徒さんと親御さんもいらっしゃっり、待ちながら聴いてくださり、図らずも聴衆がいるモードの練習もできました。

私の場合、中年から習い始めた割には身の程をわきまえない(50代なので分をわきまえて初歩から準備を重ねていく時間は私には残されていない ^^;)背伸び選曲なピアノなので、音楽の造形がいびつになってしまう箇所や間違えることも多々あるのですが、私の演奏からは、真剣に弾いて表現しようとするパッションだけは聴く方々に伝わるようで、弾き終えたときに、すごくお上手な生徒さんとそのお母様から心からの笑顔と拍手をいただき、とてもうれしく、励みになりました!

では、今日のレッスンの覚書きを、レッスン曲目も多いので弾いた順にじゃんじゃん書いて行きますね。

【ツェルニー30番 15、16番】

私の場合、ツェルニーは何週も持ち越すと気分が萎えてくるので、15番は意地でも決着を付けるべく気合いの演奏で頑張りました(全く上手ではありません😅)。

中年から習い始めたピアノなので、頑張って弾いても、とても遅い上に間違えるし、全然流暢には弾けてませんが、私が弾く出来としてはよく弾けたので、なんとか合格となりました(私が先生に首を縦に振るように促してる説もあり😅)

今週初出しの16番は、あまり練習できず今日はたどたどしい演奏でしたが、来週には合格できるように頑張ります。

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーは、コンクールが終わったら舞台に乗せられるように仕上げて行きましょう、ということで、まずは最初のゴールが見えてきました。

ボレロも、超ゆっくりではありますが、先週比で見るとより進化した演奏ができました。地道な一歩一歩の積み重ねですね。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

今日もテーマから第32変奏まで、コンプリートで通しました。
私が弾くと、今のところ演奏家が弾く演奏時間の何倍もかかってしまうのですが、先週と比べると、かなりスムーズに弾けて、時間も短くなりました。

本当に亀の歩みのように少しずつの進歩なのですが、私の場合はコツコツと地道に練習を続けることでそれまで全く歯が立たなかった難曲も段々と弾けるようにしてきたので、この曲も徐々に身体になじんでいくのではないかなと思います。

またこの曲1曲で、ひとつのテーマから32+6の異なるテクニックを使った変奏(第32変奏が実質7つの変奏からなる)を学べるので、この曲を1回通すだけでエチュード集を1回通したような幅広い学習効果があるのも、自身の能力向上にとても良い効果がありそうと期待しています。

中年から習い始めたピアノなので、そう簡単には上手くならないのは当然と思っていますし、それでも憧れに向かってチャレンジと努力を続けて、実現できたときの喜びって、若い時の達成の喜びとはまた違った人生の醍醐味があると思います。

ベートーヴェンのこの変奏曲は、私的にはこれまでやった曲の中でも規模も難易度で最大級の曲なので、引き続き気長にじっくりと取り組んでいきたいと思います。

【ショパン バラード第2番 op.38】

今週は時間が少なく1〜2ページを見ていただきました(時間が押していて、私が弾くのを聴いていただいただけという感もあり😅)。

普段もなかなかこの曲の練習時間を取れないので、時間配分を変えて毎日少しでもコンスタントに練習できるようにしたいです。


以下、コンクール曲レッスンのコーナー。
一週間のラスト、一番疲れもピークのところでコンクール曲 全6曲をひと通り弾きます。これだけ疲れているところで緊張感を保って弾ければ、コンクール対策としても良いのではないかなと思っています。

今週はコンクール二次で弾こうと予定している3曲から。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

この曲は、かれこれ2年くらい弾いていますが、やっとスクリャービンらしい雰囲気が出せるようになってきました。 

たった2ページで技術的にもそれほど難しくないと言われている曲ですが、聴かせる演奏として仕上げるにはとても奥が深いと思います。

【コンクール用の新曲2曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」】

前出のスクリャービンをメインに、大人っぽく、多彩で、かつまとまりのあるプログラムにしたくて熟慮して新曲2曲を選びました。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

この曲は概ね暗譜70%くらいの進捗度でしょうか。
技術的にやや難しい箇所と、暗譜しにくい箇所があり、最近はそこを重点的に練習しています。

演奏内容的には「すでに太田さんが表現したいものが十分に感じられるように弾けてるので、技術的に問題なく最後まで弾き切れれば大丈夫ですね」とのこと。


ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

今週は、この曲に少し時間を割き、ゆったりの中にも拍を感じられるように、リズムをカウントしながら合わせるレッスンなどをしました。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。この曲も概ね雰囲気や音色を捉えて演奏はできるようになりましたが、暗譜がまだまだな感じです。「この曲も表現はすでにできていますからあとは暗譜で弾けるようにして、最後にもう少し味付けを整えるだけですね」と。


【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

願わくば、2024年年明けのコンクール本選決勝はこの2曲を弾きたいなと思っていて、二次の3曲に続いて弾きました。

3番はまだ楽譜ナシで演奏するのは怖いですが、感情をこめた表現の方はかなり練れてきているかなと思います。

4番は中間部の6小節以外は暗譜ができて、なんだけどその6小節の中のたった4小節が私にはとても暗譜が難しく、暗譜の面ではそこで苦戦しています。

4番全体でいうと、やはりまだあまりスピードが上げられず、時間がかかってしまうのが問題で、規定の演奏時間内におさめるためにはさらなる習熟が必要です。

とはいえ、かつては「こんなに難しそうな曲ゼッタイに弾けない」と思っていた夢のまた夢のような曲なので、それがなんとなく手中に入ってきているというのは、私の人生における快挙だなと、改めて思いました。

地道な努力って実を結ぶものですね。


【ドビュッシー グラナダの夕べ】

コンクールの一次はこの曲でエントリーしたので、暗譜で本番モードで通しました。

今週は始業前のリモートレッスンでかなり表現を探究したので、なかなかいい仕上がりになってきたと思います。

福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。


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