何回伝えたって愛の価値は下がらない
恋人さんと一緒に暮らすようになって10ヵ月。3日坊主な私が今でもずっと続けられている習慣があります。
それは「ありがとう」と「すき」を、呆れるほどに何度だって伝えること。
我が家では、片方が食事の準備をしたら、もう片方が食後の洗い物をする、というルールがあります。大抵は仕事をしていない私が食事の準備をするので、洗い物はほぼ彼が担当。それでも毎回食器を洗ってくれる彼に「洗ってくれてありがとう」と伝えています。確かに2人で決めたルールではあるけれど、それはあくまで双方の協力があって成り立ってるルールであって、そこに拘束力はないから。「ルールなんだからやってよね!」なんて言いたくないぞ、っていうのが私の考えです。
洗濯してくれてありがとう、ご飯の準備してくれてありがとう、部屋の掃除をしてくれてありがとう、ゴミを出しにいってくれてありがとう、冷凍庫からアイス取ってきてくれてありがとう、愚痴を聞いてくれてありがとう、好きになってくれてありがとう、一緒にいてくれてありがとう。
小さなことでも、とにかく伝える。これ今のところメリットしか感じてません。なぜなら「ありがとう」って言われて嫌な気持ちになることがないから。
さらに言うと、お互いに何かをしたときは「〇〇しといたよ!」って自己申告しちゃいます。「やっといてあげたのに気づいてくれない、感謝してくれない!」って拗ねるより、そっちのほうが早いから。
もちろん気づいてくれるのも嬉しいんだけど、【喜んでほしくてやったのに、気づいてもらえず機嫌を悪くする→なんで機嫌が悪くなったかわからない相手の機嫌まで落ち込む】というループに陥るのもったいないなぁって思ってしまうんですよね・・・せっかく同じときを過ごしてるのに、機嫌悪いまま時間が過ぎるの寂しいですし。
《洗濯干して部屋の掃除して晩ご飯の準備もしたよ!》
と帰宅途中の彼にLINEすると
《僕の彼女天才か・・・!?いつもありがとう~~~!》
このたった一言で、めんどくさく感じてしまうルーティーンの家事がテンション高く進められるようになるので、世の中の恋人がいる方はぜひ全力でありがとうを伝えてみてください。やっぱり大人になっても褒められたいですもん。
あと何度か自己申告をしているうちに、自己申告前に頑張りに気づいてもらえるようになってきたのは、嬉しい誤算。さらには相手が自己申告してくれることで、相手はこういうところを見てもらえると嬉しいんだなっていう知識がどんどん増えていくので、ほんとこれいいこと尽くしですよ。
「好き」って言葉に関しては、昔の私だったらあまり言わなかったかもしれません。というのも、あまり簡単に何度も言うと、価値が下がってしまう気がしていたから。少女漫画とかでもありませんか、普段あまり好きと言わないキャラクターが発する「好き」の破壊力。心臓掴まれますよね、ときめいちゃう、とてもわかる。
でも、何度伝えたってそこにちゃんと気持ちがあれば、好きの価値は下がらないんですよね。
日常のちょっとしたとき、「あぁ、この人のこういうところいいなぁ」と思った時にはすぐに口に出すようにしています。もちろん態度で示すのも大事かもしれない。でも、態度で示しているから絶対に伝わるとは限らないなぁと最近思うわけです。あと好きって伝えた時に喜んでくれる姿見るのが楽しい。僕もだよ~って返してくれた時は倍嬉しい。自然とニコニコします。
言葉にしなくても伝わるかもしれない、それでも言葉でも満たしたい。
愛はビタミンCと同じだと思ってます。生きるのに絶対必要だけど、からだにため込むことができないから適宜摂取する必要がある。好きって言葉も感謝と同じように、長くお互いが関係を保っていく上では必要な栄養素なんですよ、きっと。
お付き合いして一度も喧嘩になっていないのは、きっとこの習慣のおかげだなぁと思っています。ひとつひとつの好きが積もって心が満たされている、ありがとうが積もって心が穏やかでいられる。
この習慣だけは、この先ずっと続けていきたいです。
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