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冬の青函温泉旅② 青森・八甲田ホテル&酸ヶ湯温泉
前日は 上北さくら温泉 さくらの間 に宿泊した青森旅行、2泊目は 八甲田ホテル に宿泊してきました。
流行に乗っかって、ChatGPTに宿の説明をしてもらうことにします。
八甲田ホテル:自然に囲まれた極上のリゾート体験
青森県にある八甲田ホテルは、美しい八甲田山のふもとに位置し、観光客にとって素晴らしい滞在先となります。静かな環境に包まれ、日常の喧騒から離れてリラックスするのに最適です。
八甲田ホテルが提供する最も魅力的な要素のひとつは、皮膚病に効果があるとされる酸性泉の天然温泉です。豊富な湯量で疲れた体を癒します。露天風呂は設けられていませんが、室内風呂からは四季折々の景色を楽しめ、リラックス効果もバツグンです。
さらに、地元で採れる新鮮な食材を用いたフランス料理が夕食の目玉です。旬の味覚を味わいながら、心と体をリフレッシュできます。
八甲田ホテルで、ぜひとも非日常のリゾート体験をお楽しみください。自然に抱かれた温泉と、地元の食材を生かした美味しいフランス料理が皆様をお待ちしています。
GPT-4でも当たり前のように嘘をつかれるので軌道修正は必要ですが、雑なプロットに出力結果そのままでもなかなか悪くないですね。
チャット形式で推敲ができるのも楽しいです。
行程
後述する無料バスの発車時刻が12:15であるため、寄り道は青森駅前でランチやシードルの試飲をした程度。
青森には何度も訪れていますが、そういえば未体験だったと思い 味噌牛乳カレーラーメン を食べるなどしました。
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アクセス
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八甲田ホテルへは青森駅前からの無料送迎バスが1日2便出ているので、こちらを使うのがベターです。その他、 JRバスの運行があります。
車の場合もバスと同様のルートで山を登っていくことになるかと思います。
グリーンシーズンは 蔦温泉や谷地温泉 などの八甲田の温泉巡りをするのも良いのですが、冬は通行止めが多く、いまひとつフットワークを活かせない印象があります。
道路状況はしっかり除雪されているなど思いのほか悪くなさそうでしたが、それでも雪道に不慣れだと厳しいかもしれません。
公式Webサイトからの予約であれば12時にチェックインできるので、10:15の便を使って滞在をフルに楽しむことをおすすめします。
建物
外観・内装
ファサードやロビーはリゾートを感じるログハウス風のつくり。
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後述の酸ヶ湯温泉ほどスキー・スノーボード目当ての宿泊客は多くなさそうでしたが、売店にはモンベル製品が並ぶなど季節感のある商材が並んでいました。
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外は積雪400cmのダイナミックな景観を楽しめます。私は北海道の豪雪地帯の育ちなので雪がたくさんあることには慣れているのですが、それでも圧倒的な強さを感じますね。
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部屋
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部屋は全55室。今回はスタンダードなツインベッドルームを選択し、C棟の2Fに案内されました。
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部屋は広々としてゆっくりできます。今回は雪に埋もれていましたが、ベランダに出たりすることもできるようです。
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一見してアメニティしょぼいなーって思ってしまったのですが、よく見るとPlusuiというブランドのトラベルキットが備え付けられていました。おそらく販売されているトライアルキットと同様のもので、次回の旅行に持っていけるくらいには容量もしっかりあって助かります。
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お茶請けはお土産としても販売されているチョコレート菓子を1袋まるごとの大盤振る舞い。あとで確認したところ、どうやら公式Webサイト予約特典だった模様。
関東の工場で生産されているようで地元感こそ薄いですが、ホテルスイーツとして完成されている美味しさがありました。コーヒーもなかなか良かったです。
風呂
大浴場
八甲田ホテルの大浴場は男女入れ替えなしで24時間利用できます。
後述の酸ヶ湯温泉と同系列のホテルで距離も1km弱ほどですが、源泉は別のものが引かれていて、泉質もかなり異なります。
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温泉のスペックはかなり強烈。ph1.2はあの「毒水」こと玉川温泉と同じ値で、遊離硫酸881.9gとか硫酸水素イオン5574mgとか見たことのない強い数字が並んでいます。
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湯船は広く、湯がドバドバ投入されていてしっかり鮮度を感じます。
湯使いとしては加水・消毒あり、ph1.2で消毒剤を入れる意味があるのかは疑問ですが、塩素臭などはなく清掃時など限定的な利用だと思われます。
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加水については投入口を見る限り3~4倍の希釈がされている感じでしょうか。酸性泉らしく口に含むと強い酸味がありますが、希釈分でph1.8の酸ヶ湯温泉よりも味わいは軽いです。湯は無色透明ですが、湯船にはやや青緑がかった色がついています。
源泉率が高くないとはいえ湯の個性は失われていません。無色透明ですし浴感はマイルドですが、湯のパワーをしっかり感じますし、長湯していたら翌日肌がヒリヒリしました。
やべーカタログスペックの100%源泉に入りたい気持ちもありますが、ふつうに体に毒な気もしますからね…。これくらいが丁度いいのかもしれません。
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サウナも24時間利用できます。大型温泉ホテルにはサウナがあるところも多いですが、深夜は閉鎖されている印象がありますし、好きな方には嬉しいのでは。
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脱衣場はうれしいタオル使い放題。アメニティやドライヤーもよいものが置かれていました。
いつも参考にしている 山と温泉のきろくにも記載がありましたが、宿の規模と比較して温泉がだいたい空いているのもうれしいポイントでした。
深夜帯は完全に独泉できましたし、夕方や朝食前後の時間帯でも混雑することはほぼありませんでした。
酸ヶ湯温泉
八甲田ホテルは酸ヶ湯温泉と経営が同じで、無料送迎と入浴が可能です。
酸ヶ湯についてはもはや説明不要の感がありますが、混浴のヒバ千人風呂が有名な、足元湧出の温泉を楽しめる名湯ですね。
以前はいつでも送迎をやってくれたようですが、送迎は要予約の時刻表制となっていました。
とはいえ便数はじゅうぶんな数が確保されていますし、1km弱程度の距離なので歩いて向かっても問題ありません。
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酸ヶ湯には3年前に立ち寄りで訪問したことがありますが、「湯は最高だけど混雑していて浴場の治安が悪い」という印象がありました。
日帰り(~17:00)の時間を避ければ混雑を回避できるかな、と思い16:50ごろに向かったのですが、どうやら17:00最終入場だったようで。
スキー帰りの日帰り客と重なって洗い場のある男女別浴場は大混雑だし、混浴はワニやら声掛け事案やらで治安最悪だし、正直なところけっこう辛いものがありましたね…。
ただ18時ごろにはすっかり人が引けて、数分でしたが独泉する機会にも恵まれましたし、翌朝の再訪では平和な環境で湯浴みを堪能することができました。
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40℃~41℃でややぬるめの「熱湯」が足元湧出で特にすばらしい。
千人風呂も混雑がなく静かであれば雰囲気抜群で、いつまでも入っていられます。(肌にはダメージありそうですが)
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泉質は酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)とレア属性のよくばりセット。
有名な温泉は大勢の客を捌くために泉質が疎かになりがちですが、そういったものとは無縁の、非常に優れた湯が提供されています。
食事
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食事は夜・朝ともに洋食と和食からの選択制。
「温泉宿でフレンチ」が主な宿泊目的のひとつだったので夕食は洋食一択、朝は悩みましたが和食としました。
夕食は食事内容で会場が異なり、洋食の場合は本館のレストランでいただきます。
本館レストランは軽いドレスコードがありますが、和食処の場合は浴衣で食事ができる、などの違いがあるようです。
夕食時間は17:30ごろからけっこう広い範囲で選ぶことができますが、今回は酸ヶ湯への入浴を優先して19:00からとしました。
皿出しのタイミングはある程度調整してくれるので、早い時間に食べに行かないと楽しめない、ということはないのかなと思います。
ドリンクメニュー
ドリンクメニューはなかなか種類豊富。フランス料理を出すレストランだけあってワインが中心ですが、地元の日本酒やカリキュール、シードルやシェリー酒なども揃っています。
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ボトルでワインを頼む場合は別途ワインリストがあるようですが、グラスでも泡2種に赤白3種ずつ、そのほかペアリングセットの選択肢があります。
1杯目は アサヒ ペールエール なる謎のビールを注文しました。
サービススタッフの方に訪ねても不明瞭な回答しか得られなかったので確信を持てていませんが、メニューの写真から察するに TOKYO隅田川ブルーイングブランドのビールではないかと思います。
公式ページには
イギリスのパブで飲まれるエールビールをもとに、日本人の嗜好にあった味わいを追求して開発しました
とありますが、かなりアメリカンペールエール寄りの香りがしました。
軽めの正統派ペールエールって感じで非常に良かったです。ビアバーでは最近こういうビールをなかなか飲めませんしね。
(もっとも、ビアバーに関しては我々利用客がパンチの強いビールばかり欲しがるのが悪いのですが…)
2杯目以降はペアリングセットをお願いしました。
このあたりのグレードのワインが3杯で\5,000はなかなか良心的な値付けなんじゃないかなと思います。
夕食
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メニューはこんな感じ。
カトラリーやナプキンがしっかりセッティングされているのはホテルレストラン感あります。
フランス料理の皿を撮り慣れていないのと、ホワイトバランスをミスった感があって写真がアレですが、料理の感想についても垂れ流していきます。
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前菜1皿目は白子のポシェ。
りんごジュレの酸味さわやかでよいですが、ジュレの出汁感が強く実質的に白子ポン酢。日本酒がほしくなります。
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前菜2皿目は三沢産のホッキ貝がメインの皿。
在庫を切らしてしまったのか、野菜がアボカドから地物のネギに変わっていました。
ホッキは甘くて美味しく、味に不満はないのですがどうにも創作和食感がありますね…。
レストランのコンセプトというよりは今回たまたまなような気がしますが、全体的にクラシックフレンチというよりは、和の要素を強く取り入れたメニュー構成のようでした。
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前菜3皿目。フォアグラムースと生ハムの黒いシュー。写真をうまく撮れませんでしたがこの日いちばんの皿でした。シューの黒色要素は苦いココアパウダーで構成されていて、フォアグラの脂の甘味とよく合います。
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汁物枠。ふかうら雪人参フラン仕立て。
雑に言うと西洋風茶碗蒸し。底のほうに赤みがかった人参のフランが隠れています。しっかりとした甘味を感じられて美味しい。
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魚料理はブリの低温調理。これは付け合わせも含めて完全に和の皿でした。
春菊の緑色のソースがめちゃくちゃおいしかったので、もう少し量が欲しかったところ。
メインの鰤は少し臭みが強かったかな…、和要素が強いと、どうしても割烹やすし屋の料理と比べてしまいます。
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肉料理はモルネ焼き。ベシャメルソースにチーズを混ぜたようなもので、ジャンクに美味しいやつですね。
肉質もヒレらしい上品さがありました。
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デザートと紅茶。アイスクリームの上に乗っていたパリパリのやつ(語彙力無)がシナモン効いていてよかったです。
総じて期待値を高く設定しすぎていたのと、クラシックフレンチを期待していたこともあり文句を書き連ねてしまいましたが、実質\10,000~\12,000のディナーコースとしては十分満足できる内容でした。お酒も美味しかったですしね。
インターネットに転がっている他のメニューを見ていると和に寄せられていたのはたまたまなような気がするので、機会があればまた訪れたいな、と思っています。酸ヶ湯に泊まって夜だけレストラン、というようなこともできるみたいですし。
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朝食
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和食を選択した朝食は青森らしく、りんごジュースからスタート。
10分ほど待って和食のお膳が運ばれてきました。
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量・質ともに特段強く心惹かれるものがあったわけではないものの、どれも手がかかった味付けで上品さを感じました。
欲をいえば焼き魚はもう少し地物っぽいものがよかったかな。
ただ、鮭も火入れの具合が良く美味しかったです。
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バーラウンジ
夕食後、バーラウンジにも足を運んでみました。
ラストオーダーが迫っていたのでオリジナルカクテル1杯のみです。
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良くも悪くもホテルバーといった感じのメニュー構成ですが、ウイスキーはけっこうたのしい選択肢があるようでした。
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総評
いろいろ文句も書いてしまいましたが、総合して満足のいく滞在でした。
24時間入浴できるすばらしい温泉にホスピタリティ、特色あるディナーなど、再訪したくなる要素がたくさんありました。
ドリンク代を含めると平日でも\40,000オーバーとそれなりの値段になるため気軽にとはいきませんが、また機会をみつけて訪れたいと考えています。
そのときは蔦温泉か谷地温泉と合わせて連泊にしたいですね。未訪の猿倉温泉も気になるところ…。
施設情報
予約方法
主要OTAでも予約可能だが、公式Webサイトでの予約特典が強いので公式予約がおすすめ。
(送迎などはOTA経由でもやってくれるはずなので、どこまでがほんとうの限定特典かは不明)
【自社HPだけのご宿泊特典】
・アーリーチェックイン:12時より受付(他社サイトは15時)
・レイトチェックアウト:11時までのゆったりステイ(他社サイトは10時)
・ 八甲田ホテル 人気お土産1位!アーモンドセシのプレゼント!
・近隣の「酸ケ湯温泉」は無料利用&無料送迎!
・八甲田の雄大な山並みを見渡せる360度のパノラマ「八甲田ロープウェイ」まで無料送迎!
予約プラン
土曜・祝日でも全てのプランで1人泊可。空室があれば特別室(洋室スイート)も選択できる。
1人泊の割増価格も15~25%程度と良心的。