まどんな
先日職場で「フェットチーネグミのベニマドンナ」が美味しいという話を聞いた。
が、ベニマドンナが何かわからない。
果物の品種であろうことは想像がつくが、なんの果物かわからない。
紅だからさくらんぼかなと思ったら、なんとオレンジだった。
オレンジはオレンジ色(橙色)なんだけど……?
後日、コンビニのグミ売り場で見たら「紅まどんな」という表記であることが判明。
うわっとなってしまった。
「まどんな」という表記がなんかもう、かなり苦手。
そもそも「マドンナ」という言葉をカジュアルに使う文化が苦手なのかもしれない。
マドンナ旋風、政界のマドンナ……というとどれも政治家絡みだが、思い起こせば歌手のマドンナ(MADONNA)も初めて聞いたときにうわっとなった。
マドンナは英語に訳せば”my lady”だが、転じて聖母マリアを指す。
いくらマドンナがイタリア系アメリカ人だからって、娘に聖母ってつけるのはやりすぎだろうと思ったのは、カトリックの学校に行っていたからかもしれない。
ここまでは前置き。
果物の品種ってときどきセンスがわからん(あくまで個人的に)ものがあるなと思い、ちょっと調べてみた。
ありがたいことに、今はなんでもネットにある。
果物の品種一覧で気になった名前を挙げてみると、
「甘うぃ(あまうぃ)」(キウイフルーツ)
「いばらキッス」(イチゴ)
「おいCベリー」(イチゴ)
「花螺李(がらり)」(スモモ)
「真紅の美鈴」(イチゴ)
「にっこり」(梨)
「ぽろたん」(栗)
「もういっこ」(イチゴ)
「涼香の季節」(リンゴ)
などなど。
興味深いのはイチゴと柑橘類に「はるみ」があったり、「夏乙女」(リンゴ)と「なつおとめ」(イチゴ)があること。
イチゴ被りやすい問題勃発。
あと「調理用バナナ」としか書いてない青いバナナはキラキラネームの中で一人だけ利用目的が書いてあってかわいそう。
品種といえばお米があるじゃないか、というわけでお米の銘柄一覧も検索。
あるぞあるぞ、知らないのが。
「あきたさらり」(秋田)
「あきたぱらり」(秋田)
「いなほっこり」(群馬)
「大粒ダイヤ」(福島、埼玉、三重、滋賀)
「おてんとそだち」(長崎、宮崎)
「華麗舞(カレー米)」(中央農業総合研究センター)
「くまさんの輝き」(熊本)
「くまさんの力」(熊本)
「こなゆきひめ」(岐阜)
「サキホコレ」(秋田)
「さぬきよいまい」(香川)
「たきたて」(宮城)
「だて正夢」(宮城)
「とよめき」(茨城、千葉、石川、兵庫、高知、熊本、鹿児島)
「和みリゾット」(埼玉、新潟、茨城、千葉、愛知)
「ハイブリッドとうごう3号」(茨城、福井、岐阜、滋賀)
「ハイブリッドとうごう4号」(秋田)
「ピカツンタ」(福井)
「ふっくりんこ」(北海道)
「富富富」(富山)
「ほほほの穂」(石川)
「まんぷくすらり」(秋田)
「ミルキープリンセス」(秋田、福島、群馬、和歌山)
「めんこいな」(秋田)
「森のくまさん」(熊本)
なんというか、これ、あくまで素人の個人的な感想なんだけど「たきたて」とか「めんこいな」ってそのお米の特徴が伝わらないというか、ぶっちゃけ果物より名付けが適t……いや、気軽な気がするんだけど、気のせいですよね、もちろん。
農作物は農業従事者の皆さんとその土地の誇りですから、ネタ扱いなんて冗談でもしてはいけません!!
しかし……これって誰が決めてるんだろう。
というわけで、またGoogle先生に聞いてみると答えがありました!
「お米の名前はどうやって決めるのですか?」(東北農業研究センター)
によれば、試験場で決めるパターンと公募のパターンがあるらしい、なるほど。
確かによく考えたら「ひとめぼれ」もなあ……。
でも、それを言ったら「とちおとめ」(イチゴ)も「長十郎」(梨)「二十世紀」(梨)も「デコポン」(柑橘類)ももはや聞き慣れてなんとも思わなくなっている。
結局は慣れの問題なのかもしれないと思った、「筆まどんな」の平山でした(自分で書いてぎゃーー!!)。
【本日のスコーピオンズ】
55曲目「Top of the Bill (Live)(2015 - Remaster)」
5th アルバム『蠍団爆発!! スコーピオンズ・ライヴ Tokyo Tapes(Live)』(1978)より。
ギターがうねっておる。
ヴォーカルが跳ねておる。
後半のドラムソロもええ感じやね。
毎回、新鮮に聴くために更新する際に聴くようにしてるんだけど早く一枚全部聴き終わって、仕事中などに普通にアルバムを通して聴きたいです。
はっ、もしやわたしはスコーピオンズファン!?
最後の「ロケンロール!」みたいなのはちょっと萎えたけど。
感想は以上です。