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自宅を家族以外にも開いてみたら|Hayama Collective House

昨年10月に家が完成し、11月から他拠点居住サービスADDressを開始。
友人・知人たちもお招きしつつ、気がつけば300人以上の人が我が家に訪れてくれています。

「普段はどこに住んでいるんですか?」
「この家には何日くらい住んでいるんですか?」

なんて聞かれることもあるのですが、家はHayama Collective Houseのみ。
私にとっては、ここがみなさんの意味するところの「家」です。

なぜ自宅を家族以外にも開いているのか

簡単にいうと、この3つです。
①色々な人が集まる場所を作りたかったから
②子供に色々な経験を積ませてあげたかったから
③ゲストハウス運営をしてみたかったから

①色々な人が集まる場所を作りたかったから

私の実家は、滅多に人が来ることはありませんでした。
一方で、祖父母の家は何かあると人が集まる家。
親戚や近所の人など、そういうワイワイとした雰囲気が子供の頃から好きでした。
一人暮らしを始めた時にも、誰もいない家に帰るのがすっごい寂しくて、嫌でした。

そして、単純に何より、色んな人が集まったら面白いだろうなと!
新卒から同じ会社で働いていると、どうしても視野が狭くなりがちだったり、違うカルチャーに触れることも少なくなってしまいます。
子供もいるので、フットワーク軽く自ら出かけて新しい人や価値観に出逢いに行くのもなかなか難しい。
「だったら、自分の家に来てもらっちゃったらいいじゃん!」
そんな感じです。

②子供に色々な経験を積ませてあげたかったから

今って、正解がよくわからない時代だから、良い学校に行って、良い企業に勤めたら幸せになれるよ、なんていう単純な教えでは、子供たちが幸せになれるとは思えなくて。
私自身も答えが見えないからこそ、色々なバックグラウンドを持ち、様々な仕事をしている人、個性的な生き方をしている人たちが身近にいる環境を子供たちには作ってあげたいと思っています。
今はまだコロナの影響があるけど、もう少ししたら、海外の方が当たり前に家にいる状況も作りたいなと。
英語が話せるようにもなってほしいし、お互いの文化や考えを尊重できるようになってもらいたいし、見た目や言語が違っても同じ人間なんだよ、ということを当たり前のようにわかってもらえる子になってもらえたら、と思っています。

③ゲストハウス運営をしてみたかったから

ヨーロッパを旅した時に泊まった小さいゲストハウスがとても素敵でした。
ホストの方のこだわりが感じたられるお部屋。
宿泊客との近すぎず、遠すぎずの距離感。
世界中からワクワクを胸に秘めた人たちが集まっている空気感。
いつか自分もそんな場所を運営できたらなっと思っていたので、家をゲストハウスやシェアハウスにするというのは必然といえば必然だったのかもしれません。

自宅を家族以外に開いてみたらどうだったのか?

正直、初めてのことだったので不安がなかったかと言えば、もちろんありました。
でも、良いことがいっぱいあったので、これも3つにまとめて紹介したいと思います。
①出会えないような出会い
②子供への良い影響
③気持ち良い環境

①出会えないような出会い

本当に色々な方に来ていただいています。

例えば、この場所を開いたからこそ出会えた人で言うと
・世界的に有名な海外の著者の方
・とあるスポーツの日本代表の監督を務めた方
・日本の有名企業の経営者
・IPOを果たした若手経営者さん
・テレビでも活躍するコメンテーターの方
正直、なんでこんなすごい人たちが我が家にいるんだろう、と未だに不思議に思うことがあります。

また、
・IPOを目指す若手経営者
・自分の使命の事業化に挑む大学生
・新しいライフスタイルに挑戦している人
なども、たくさん遊びに来てくれます。
彼らに共通して言えるのは、本当にキラキラ眩しいと言うこと。
必ずしも皆が順調と言うわけではないけれど、でも、それぞれの夢や目標を聞かせてくれるその顔や放たれるエネルギーは、とても羨ましくなる一方で、私自身にパワーを与えてくれます。

一方で、
・今の生き方を見直したいと思っている人
・仕事にもやもやしている人
・ちょっと元気がない人
なども、葉山と言う土地柄なのか、いらっしゃいます。
彼らと話しをさせてもらうことも、実はとても貴重なことで、一緒に悩みを聞くことによって、自分自身の考えを整理したり、考え直すきっかけをもらえます。

冒頭で300人以上の人が来てくれていると書きましたが、
この短期間にこれだけの人に出会い、ご飯を共にし、話をすると言うのは、
家を開いていなかったら決してできないことだったと思います。

②子供への良い影響

2歳になる娘がいます。
「人見知りしないですね」と、よく言われます。
そりゃ、朝起きてから寝るまで、毎日知らない人が自分の家にいたら、人見知りしている場合じゃないですよね(笑)

最初は心配した部分もありました。
自分だけの場所がなくて、精神的に安定しない子になってしまう場合もあるのかな、とか。

でも、取り越し苦労でした。

朝起きてリビングに誰かいたら「おはよう」と言い、
寝る前には「おやすみ」をします。
保育園に行くときは「行ってきます」のタッチをして、
ご飯になったらお部屋に呼びに行ってくれます。
この人、子供好きそうだな?と彼女が判断したら遊びに誘ったり、
リモコンでYoutubeを変えてもらったり笑

今では家族しかいないと「あれ?みんなは?」と言うほどです。

今はまだ言葉が十分に話せない娘ですが、皆が話していることをかなり理解している状況です。
先に書いた通り、色々な人が来てくれて、会話を聞くことで彼女の知識や価値観が広がってくれたら良いなと思っています。

③気持ち良い環境

最後は、
家族以外の目が常にあるということの良い点です。

ゲストハウスと言うこともあり、掃除や環境整備は毎日行っています。
リビングやキッチンも含め9割が共有スペースのため、我々であっても私物は置かないようにしていますし、いつも気持ちの良い空間であるように整えています。
大変なこともありますが、結果として自分達が一番その良い環境を享受できていると思っています。

また、パートナーとの関係性も良いものになっていると感じています。
このゲストハウス、シェアハウスは二人で始めた事業です。
お互い別々の本業をしており、そっちの話はそっちの話で共有するのですが、同じ事業を一緒にやっていることで共通の話題や課題を持つことができているのもありがたいなと思っています。

今回は、自宅を家族以外にも開いてみたらどうだったのか、と言うことについての良い点を3つほど書いてみましたが、実は3つでは収まりきらなほどあります。

自宅を家族以外に開く、と言うことに興味はあるけど、ハードル高く感じてしまう人もいるかと思います。
でも、もし興味が少しでもあって話聞いてみたいなと言う方は、
ぜひ遊びにきて、実際に我々の暮らしを見てみてください^^
きっと今までとは異なる新しいライフスタイルを見つけられると思います。

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