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開放することで生まれる価値、閉じ込めることで生まれる価値。
なんか急にこんなタイトルが浮かんだので、書いてみようと思う。
「開放することで生まれる価値」
…そりゃあ、たくさんあるだろうな。
これまでの経験、これまでの人生で温めてきた想い。
それらを可能な限り出していくと、過去の深掘りもしていくことになる。
続けているうちに、ふと気づけば、自分の足元に土から顔を出している石があることに気づく。
それを拾って、しげしげと眺める。
さて、これをどうしようか。この石を価値あるものにするために、どうしたらいいだろうか、と思いを巡らせる。
別名「才能」という石。可能性の原石。これは、自分を開放すれば見つけられるんだと思う。それをそのままにしておくこともできるし、活かし方を考える楽しみもある。でも眺めるだけじゃやっぱりもったいないから、あらゆる活かし方を模索したいじゃないか。
一方、「閉じ込めることで生まれる価値」なんてあるのだろうか。
ふたつ、思いついた。
ひとつは、琥珀だ。
樹液や樹脂の中に、太古の時代の一瞬が閉じ込められたもの。
植物や虫などが入ったものは、より希少価値があるだろう。
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あともうひとつは、餃子。
先日、久しぶりに皮から作ったところ、あることに気づいた。
皮が破れたり、隙間が空いたりせずに、分厚い皮の中に具が密閉されている餃子のほうが食べた瞬間、圧倒的においしいことに。
野菜や肉や調味料のハーモニーと、ただの足し算ではない化学反応で生まれる風味と汁が、口に入れた瞬間に開放される、あの価値。
改めてその魅力に取りつかれ、3日連続で皮からこねることとなった。笑
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私が餃子の総合プロデューサーなら、夫は包む専門なのだが、
「老後は、餃子屋でもやろうかね。我々はこんなに餃子が好きなんだから」と言うと、大真面目な顔で、
「飲食店は大変だよ。例えば夜だけやってて、売上が悪ければ、ランチもやろうかとか悩まなきゃいけないんだから」と言う。つまらねーな。
しかし、こんなおいしい餃子を作れる才能を、家庭内だけで閉じ込めていていいのだろうか。夫は満足だろうが、私はもったいなく感じるんだよ。
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