ナイアシン(ビタミンB3)
ビタミンB3(ナイアシン)は、糖質、脂質の代謝に必要不可欠で、アルコールの分解作用もあると言われています。
【機能】
・血流促進
・アルコール分解
・糖質や脂質の代謝を助ける
【不足すると…】
・ペラグラという欠乏症(アルコール依存症)
→皮膚炎や下痢、神経障害など
【摂取した方がいい人】
・アルコールをよく飲む方
通常はナイアシンは不足することはありませんが、アルコール代謝にはナイアシンが使われるため、アルコールを大量に飲む人はナイアシンが不足します。
・脂質代謝が悪い方
ナイアシンには、善玉コレステロール(HDL)を増やす作用があるため、脂質異常症の治療に使われることがあります。
【どんな食材に入ってる?】
【摂取量】
11-15mg/NE 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
男性:15mg/NE
・干し椎茸100g
・生まいたけ160g
・えりんぎ200g
・しめじ220g
女性:11mg/NE
・たらこ20g
・かつお60g
・いわし80g
・さば100g
【副作用】
ナイアシンを摂取すると血流が促進され、ナイアシンフラッシュ(顔が真っ赤)になることがあります。
【効率の良い食べ方】
ナイアシンは熱や酸、アルカリ、光などに比較的に強く、体内での利用率も60%ほどあります。
ビタミンB群は一種類だけでなく、複数を一緒にとることで効率よく摂取できる。
ナイアシンは体内でトリプトファンから合成もできるので、タンパク質を適量とることでも補給ができる。