【読書日記】 「宙ごはん」第一話
おはようございます。
これは昨日書いた記事です。だから正確には朝書いたことにはならないけど‥‥
でもこれもオッケー、朝の投稿二日目です。
***
町田そのこさんの「宙ごはん」 第一話 ふわふわパンケーキのイチゴジャム添え を読みました。
感想というよりは、自分が目を背けてきた感情がそこにあったので、書いておこうと思います。
ドトールでこの本を読んでいた私は泣きそうになり、慌てて本を閉じ店を出た。涙が出てくるのは、宙の気持ちがよくわかるから。私も同じような気持ちだったんだろうか。
「声を出さずに泣く方法を身につけた」という文に胸が締め付けられる。私も同じ歳のころ、一人で堪える方法を身につけた。
「迷惑をかけないように、面倒な子だと思われないように」私も多分同じだった。
家に帰り、もう一度同じところを読み返す。涙がボロボロ溢れる。
これはどんな感情なんだろう。
寂しいなのか、悲しいなのか。
あの家で、私は寂しかったんだろうか?感じないようにしていたからわからないのか、それしか知らないからそんなもんだと思っていたのか、よくわからない。
だけどこの時の宙のような気持ちだったことは確かなんだろう。唯一頼れる存在から、面倒がられている、迷惑がられている、きっと嫌われている、いない方がいいと思われている。
それは子供にとってはとてつもなく悲しいことで。
今の私がその頃の私にしてあげられることは何もないけど、
「悲しかったね、寂しかったね、よく一人で堪えていたね、頑張ったね」
せめて、そう言ってヨシヨシしてあげよう。
この話では、ある人が宙の心を暖めてくれる。そして母親が「無理、引き取るんじゃなかった」と言ったのは「自分なんかが」と言う意味で、宙を大事に思っていないわけではない。接し方を知らないだけと彼女の生い立ちを話してくれる。
最後は母親も一緒に、美味しそうなパンケーキとクレープを食べる場面で第一話が終わる。そのパンケーキを作る細かな描写がこの話の醍醐味でもあるのだろうが、この第一話はそれどころではないくらい感情移入してしまった。
ってことは、私も悲しく寂しかったんだ。親が振り向いてくれないこと、いつも面倒そうにされていることが。親がそんな態度なら、私の存在が面倒なんだ、嫌いなんだと思うのは当たり前だろう。
そして、そんな存在なんだから、ここにいる為には親の言うことは聞かなければいけないと思い、嫌といえなかったのかもしれない。
(後日、自分の気持ちをもう少し書こうと思います)
***
この後、この時の宙の様な寂しさが、先日の親の言うことを受け入れていまいモヤモヤしていた気持ちの根底にあるのかもと、ほんのり思っているのですが、スッキリ整理できないでいます。
ですが、とりあえず今のごちゃごちゃ状態を書いておこうと思います。
昨日は関東は寒い一日でした。今日は晴れてくれるかな。
今日もまた、知らない街を探索に行こうかな。
皆さんにとって、いい一日でありますよう。
(うーん最後の一文、考えるとなんて書こうか迷ってしまいます。毎日違ってもいっか)
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