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【映画感想ネタバレ】雪の花-ともに在りて-
イントロ(公式サイト等より)
江戸時代末期。死に至る病として恐れられていた疱瘡(天然痘)が猛威を振るい、多くの人命を奪っていた。福井藩の町医者で漢方医の笠原良策(松坂桃李)は、患者を救いたくとも何もすることができない自分に無力感を抱いていた。自らを責め、落ち込む良策を、妻の千穂(芳根京子)は明るく励まし続ける。
どうにかして人々を救う方法を見つけようとする良策は、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)の教えを請うことに。
感想
今は当たり前にある予防接種がこんな苦労の元、たくさんの人の努力、知識が私たちの健康をつくってくれていることを学べる映画。全体的に掻い摘んだストーリーになっている気がした。
同じ親として、子どもによくわからぬ予防接種を受けさせる勇気。数年前のコロナワクチンでもたくさん悩んだけど、今は多くのワクチンがありその効果も体験していて、副作用の懸念のみ。でも、ワクチンのないあの時代、私は親として決断できたかな。
最後の方の芳根京子さんの和太鼓。カメラ越しにその意気込みと楽しさとが、心に伝わってくるシーンだった。3ヶ月の練習だったそう。全体的には何気ない骨休め的なシーンだけど、3ヶ月をしっかり感じられる腕前で魅せられた。