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【映画感想ネタバレ】リアル・ペイン〜心の旅〜
イントロ(公式サイトより) PG12作品
ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドとベンジーは、亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドでのツアー旅行に参加する。従兄弟同士でありながら正反対の性格な二人は、時に騒動を起こしながらも、ツアーに参加したユニークな人々との交流、そして祖母に縁あるポーランドの地を巡る中で、40代を迎えた彼ら自身の“生きるシンドさ”に向き合う力を得ていく。
感想
PG12作品だけど、すごく過激な映像はない。子どもたちもすーっと何事もなく見られてしまうかもしれないけど、理解できないだけなので、この機会に家族で話をするのも良いかもしれない。ナチスがポーランドに強制収容所(絶滅収容所)を作りユダヤ人に集めて殺害したという歴史を。
映画を観ている私が、ツアーの参加者目線で追体験ができるようなカメラワークになっている気がする。祖母に縁のあるポーランドを巡る旅、ツアーの参加者も何かしらこのジェノサイドに関連している。旅行は好きだけど、ジェノサイドの歴史をテーマに巡るプランは考えたことがなかったし、私にはきっと一生考えつかない旅なんだと思う。映画を通じて、ツアーに参加した気分になった。
強制収容所のシーンは、まさにそこを訪れているかのような重たさを感じた。何度か映画やテレビで強制収容所のシーンの再現は見たことがあるけど、無人の収容所から感じる歴史、そこにいたであろう人々の思いが伝わるシーンだった。
従兄弟同士の二人の旅が、また面白い。一方の目線でみたり、もう一方の目線でみたり。正反対の二人なので、共感したり・ムカついたり。
最後にポーランドの景色が綺麗だった。この機会にちょっとポーランドについて調べてみようと思う。