見出し画像

【映画感想ネタバレ】セプテンバー5

第97回アカデミー賞"周本賞ノミネート
第82回ゴールデングローブ賞ノミネート

イントロ(公式サイト等より)

1972年9月5日ミュンヘンオリンピックでの、パレスチナ武装組織「黒い九月」による、イスラエル選手団の人質事件。事件発生から終結まで、その緊迫に溢れた一部始終は、当時技術革新がめざましい衛星中継を経て全世界に生中継された。しかし、全世界が固唾を飲んでテレビにくぎ付けとなったその歴史的な生中継を担ったのは、なんとニュース番組とは無縁のスポーツ番組の放送クルーたちだった。

感想

ショウタイムセブンに引き続き、報道のあり方を問う映画。「報道の自由、事件当事者の人権、報道による結果の責任は誰にあるのか?SNSの普及で人類全体がメディアになりえる現代 略」

制作側目線で描かれた映画。これがジャーナリストの姿勢なのかな。事実だけにとても重たい内容だった。作っている側も同じようで、複雑そうな表情や言葉。

衛星放送が一つしかなく、放映権利の取り合い。スタッフ同士は無線のやり取りに、FAXに、ダイヤル式電話。アナログ時代の機材が逆に目新しく、一気に70年代の世界に引き込まれる。映像も少し古臭く、最近撮った映画なのかと疑問に思う。

1番印象だったのは、裏どり。2箇所から裏どりしなくてはならないが、独占したく時間との勝負。現代の情報のあり方をまた考えてしまう。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集