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【映画感想ネタバレ】十一人の賊軍

イントロ(公式サイトより)

日本近代史最大の激戦・戌辰戦争の陰で起きた、新潟・新発田藩の歴史的な裏切り。その史実から着想を得た、脚本家・笠原和夫の幻のプロットが映画化。

歴史好きな夫に誘われて見にいった。「歴史」x「アクション」作品。いずれのジャンルも私個人では見ないだろう作品。とはいえ、それなりに楽しめた。

感想

戌辰戦争を簡単に予習して行った方がわかりやすかったかも。

歴史作品が苦手なのは、絵登場人物が多いこと。元々歴史の知識が少ないこともあって、見分けがつかなかったり、徐々に関係性が分からなくなって、ストーリーについていけなくなってしまう。この作品の登場人物数は、ギリギリなところ。知っている役者さんが多かったことと、ビジュアルに特徴があるので見分けがつく。

アクションシーンが多め。一言「かっこよかった」。色々なパターンのアクション、戦い方の工夫があって、飽きずに集中して見られた。アクション好きじゃないので、長いアクションシーンは、スマホだと早送りしたり、家だとトイレに行ってしまうことも。多いけど、細切れにあったアクションシーンだったかもしれない。
映画なので生々しい。血とか首とか指とか、、、。昔見ていたテレビの時代劇だと血も出なく(出せなく)倒れる感じではなく、「あぁ、そう言われるとそうなるよね」と思えるリアルな感じに描かれていて面白かった。映画の醍醐味。

ストーリーは、史実ベースなのである程度は想像通りの展開。士農工商の階級観念が描かれている部分には切なく、現代の多様化の問題にも触れているように感じた。そして、いつの時代でも戦争は、それぞれの正義がある。多くの人たちの犠牲の上で、現代がある。もう犠牲はいらない。戦争映画にはいつも書くけど、平和な時代に感謝。(平和じゃない国も多くて、悲しい。)

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