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【映画感想ネタバレ】シビル・ウォー アメリカ最後の日

イントロ(公式サイトより)

もし今、アメリカが2つに分断され、内戦が起きたら
という映画です。予告編を見て、この情報だけで見に行きたいと思った。
珍しく私発。というのも、共感力が強い方なので、痛々しいアクションとか、憎悪
とか争い、悲しみ苦しみが苦痛に感じてしまうので、戦争作品はほぼ見ない。

音響が素晴らしい作品らしいので、IMAXで見た。
けど、大音量の苦手な私は、耳を塞いでいたので良さはわからず(笑)。
音響は良いという話は聞くので、興味のある方は是非、高音質な映画館での鑑賞を。

感想

世界中で戦争や内戦が起きていることも興味を持った一つだったかもしれない。そして、どこかでアメリカに内戦が起こることはないと思っているので、そんな切り口に興味を持った。どんな風に描くのだろう。

よくある宇宙からの侵略やモンスターと戦うような映画か?でも、人間同士の戦いで、相手を知りどう攻略するかだけを描くのでは面白くない。しかも現代。昔の戦争映画ならば、武器の進化や新しい戦術などを描くのだろうけど、お互い手の内がわかる内戦だし、この情報社会。

いったい何をテーマに内戦を何を描くのだろうか。




そう来たか。
私の中ではアカデミー賞!
あぁ、「現代の戦争(内戦)」ってそういうことなのかもしれない。
見終わった後もふとした瞬間に思い起こすことがある。
強烈なシーンがあって思い出すというわけではなく、日々の平和を噛み締めるような感じなのかな。人に話したくなる、人と話したくなる。
今、これを書いているこの瞬間も世界で戦争や内戦が起きているんだと。

戦争や戦後の大変な時期も経験していない世代の私にとって、戦争は遠いもの。
世界各国から届くニュースは、戦争の酷さ惨さを切り取って伝えられるので、例えば爆撃を受けた街の後だったり、怪我をした人々だったり、見るものが既に「戦場」である。
この映画を見ると、そこに元々あった人々の生活、私たちと変わらぬ平和があったことをリアルに感じられる。(実際の戦場じゃないから、真にリアルではないのかもしれないけど)
そして、今、身近で戦争が起きたならば、こういうことが起きるんだろうということ。きっと、世界の戦場で実際に起きているんだということも。主人公たち自身、主人公たちが出会う人の感情だったり、行動だったり、ものすごく納得感のあるものだった。

平和が良い。

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