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蛹の皮を脱いだ私は、これから何になるのだろう。

2021年は、激動の1年でした。

6月に肺炎になり骨が浮き出るほど痩せ、
8月には心も限界を迎え消えたい願望が押し寄せ、
「もう私には母親としての役割を全うすることは無理だ。」
「すべてから逃げ出して、この世から消えてしまいたい。」
そんなふうに思っていました。

そんな折、以前問い合わせをしたことのあるコンサルティング会社の方から、講義受講のお電話がかかってきました。

知人に何人も受講者がいて、素晴らしいなぁと感じる心理学を使った自己実現の講座。
”いつか受講してみたい”とは思っていました。

でもその時の私は生きているのがギリギリの状態。
とてもじゃないけれど、お受けできません。とお伝えしました。

けれどなぜか「やりません!」とはっきりお伝えすることがないまま、何度もやり取りを続け、
気が付いたら担当者さんとお話しながら少しずつ元気を取り戻している自分に気が付きました。

今思えば、ここが大きな転機だったのだなぁと思います。



受講すると決意し、プログラムを聞いたり本を読んだりして学び始めました。

受講前に目標を決めるということでしたが、私にはそもそも”自分がなにをやりたいか”分かりませんでした。

願望を明確化するワークをこなすペンが、何度も止まりました。

なぜなら、私はこれまでこれらの質問を自分にしてきた経験がほとんどなかったのです。

「私は何をしているときに心地よいと感じる?」

「なにが私をワクワクさせる?」

「私が心の底から求めているものはなに?」


いつも誰かの承認や許可がないと物事を決められなかった私。

自発的に、「私がこれをやりたいから、誰が何を何と言おうとやる!」と挑戦したことはありませんでした。

でも、繰り返し辛抱強く自分に問いかけ続けていくうち、ひとつの夢が浮かび上がってきました。

それが、「うつ病に苦しんでいる人に一筋の光を感じてもらえるような本を書きたい」でした。

本を書きたいなら、もう発信すればいい。
そう思って、このnoteを始めました。

noteを始めるにあたってさらに願望を深堀りしていくうち、段々と、
「うつ病患者さんだけじゃないな」
「生きづらさを抱えている人みんなに光を届けられる存在になりたいな」
というようにどんどんアイディアが広がり…
”自己受容を目指す軌跡を綴るnote”としてスタートを切りました。



なぜこの夢をかなえたいとこんなにも強く思うのだろう?と自己対話した時、あることに気が付きました。

私はどこまでも、ありのままの私を愛したいんだ。

そして、両親のことも、兄妹のことも、主人のことも、娘のことも、愛猫のことだって、
愛したい。愛しぬきたい。


かつてうつ病のどん底にいたとき、私は貪るように自己啓発本を読み漁りました。

「アダルトチルドレンのためのワークブック」に取り組み大きな癒しを得たことで、
私は「うつ病の私はもうおしまい」と蓋をしてしまっていたのです。

でも、本当はまだまだ癒しきれていませんでした。
その証拠はあちこちにあったのです。

娘の前で過剰に”いい母”を演じてしまうこと。
主人に対して思ったことを伝えられないこと。
感情を抑圧し続けては爆発してしまうこと。
常に呼吸が浅く、動機が早く、いつ何時恐ろしいことが起きても耐えられるように身構えて生きていること。

それらすべてを見ないふりをして、
「もう母親なんだから」と日々”私がしなくてはいけない”と思い込んでいたことに追われ、心身ともに疲弊してしまっていたこと。

私は、今度こそ私をいじめることをやめると決めました。

一生ずうっといっしょにいる私自身を、だれよりも大切にすると決めました。




決めて行動してみると、自分の脳内で作り出していた”思い込み”の多さに驚きました。

私が必要だと訴えれば、母も父も兄妹も主人も、みんな惜しみなくサポートしてくれる。

私はnoteを書く時間だって工夫して作れるし、
最近はstand.fmを収録する時間だってとれている。

その間、主人や両親に娘を見ていてもらえるか交渉すればいいだけのことだったのです。

一度思い込みが外れ始めると、あとは転がるように、一枚一枚私を覆いつくしていた分厚い皮がはがれていくのを感じました。


また、”許可”することの大切さにも気が付きました。

母は、必要な許可をされずに育った一面があるひとでした。
そんな母に育てられた私もまた、自分で自分に許可を与えることができず、常に「~しなくてはいけない」という強迫観念におそわれてこれまで生きてきました。

でもひとたび「~したい!」という感情のままに動き出き出すと、いろいろな私を許せるようになりました。

家事が得意でない自分。
過去の出来事にとらわれている自分。
いまだに母をどこかで許せていない自分。
いまだに母を怖いと思っている自分。
不安、恐怖、緊張がデフォルトな自分。

ぜんぶ、許可。

そこにいていい。

許すのに時間をかけることさえ許す。

それだけ大事な自分なのだから。



思い込みを外し、許可すると決めると、必要な情報がバンバン入ってくるようになりました。

これまで主人に対してイライラしていた些細なことを許せるようになりました。

願望がどんどん明確になっていき、広がっていきました。

今もまだ広がり続けている最中。

2022年、どんな自分になるのか、楽しみで仕方がないです。

日々の学びをシェアしたくてうずうずしています。


noteを始めてよかった。

たくさんの出会いのおかげで大きな転換期をむかえられたこと、心から感謝しています。

先日2022年6月から有料記事を書くと宣言していた私ですが、もうそんなに待てない。笑

どんな形であれ、1月からまず1本スタートをきります。

読んでくださる方はいるのかな、
お役にたてる内容になるかな、
もちろん不安はあるけど。

それを抱えることも許可して、
全力でワクワクして取り組もうと思っています。


もちろんこのような徒然なる記事もたくさん書いていきますので、2022年も読んで頂けたら嬉しいです。

みなさまの記事を読みにいくことも楽しみにしています!


みなさまが元気でよいお正月をむかえられますように。

そして素晴らしい2022年のスタートとなりますように。

長文をここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました🌸

心からの愛と感謝をこめて。

りこっと

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