読みかけの…
縁があって出会っても
縁なんて簡単に切れる物だと知った
夢見る頃を過ぎた日に…
それなのに
眠れぬ長い冬の夜に
忘れたはずの
いえ…
忘れようとしていたはずの声が
聞こえた気がしたから
読みかけのままの本を置いて
走るように外へ出た
氷雨降る冷たく寒い暗闇には
誰もおらずに
風に揺れる木がざわざわと音を立てているだけで
空からは
静寂の中
青い三日月が笑うように
私を見下ろしていた
いいなと思ったら応援しよう!
来て下さって
本当にありがとうございます!
読書が大好きで
気がつけば自分でも数え切れない程
詩や短編を
書き続けてきました
いつか
本を出したいです!
これからも自分ペースで
書き溜めたものを載せていきますので
お時間がある時には
また是非
覗いてみてください(○´ω`○)ノ