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柏陵高校アカマツ林保全活動

2024年1月、柏陵高校環境コース1年生の皆さんの校外学習をお手伝いしました。「森を育てる会」の皆様に協力していただきながらアカマツ林の保全活動です。

みんながんばってね

油山のアカマツ林は福岡県のレッドデータブックに掲載されています。生活の中で利用されなくなった森林が常緑樹林に遷移していく過程で、アカマツの林が貴重な存在になっているためです。そんなアカマツ林—そしてアカマツ林という環境に生息する動植物も丸ごと守っていこうと立ち上がったのが森を育てる会なのです。柏陵高校×森を育てる会×自然観察センターは、数年来のお付き合いの中で学生の皆様に森の活動を提供しています。

プログラムのひとつめはアカマツの幼木調査です。栄養の少ない裸地を好むと言われるアカマツ。それってホントかな?松葉を丁寧にかきとっているエリアとそうでないエリアでアカマツの赤ちゃんの数を調べていきます。

エリアを区切って
アカマツ幼木を見つけたら目印をつける…ぷすり
ちっちゃ!
各エリアの赤ちゃんの密度比較

調査の結果、日当たりが良く、松葉をきれいに除去しているエリアにたくさんのアカマツ幼木が生長していることがわかりました。

そんじゃあ、松葉をきれいにしよう!

熊手でがしがし松葉かき
かつては燃料や肥料に活用されていた松葉

みなさん一生懸命に松葉をかきとってくれました。やるねえ高校生!

プログラムの最後は樹木の伐採体験です。森を育てる会は、アカマツの競争相手となる木を伐採することでアカマツ林の再生を促しています。目的をもって木を伐ることは森を育てることにつながっていきます。

ノコギリ、難しいもんです

1日かけてなかなか濃い体験になったかなと思います。自然観察センターでは、ABURAYAMA FUKUOKAの豊かな自然の中で、学生さんの学習フィールドを提供しています。たくさんの若人に、森を見て触れて学んでいただきたいです。

…実はこの活動の先に続くお話しがあります。切り株にスプーン…?続編お待ちください♪

どういうこと!?


写真・文:ABURAYAMA FUKUOKA 自然観察センター 小川



ABURAYAMA FUKUOKAについて

牛や羊などの動物とのふれあいの他ショップやアクテビティが盛りだくさん牧場エリアと、油山のワイルドな自然を感じられる市民の森エリアの両方の魅力を味わうことができる施設です。
それぞれ入口が異なりますのでご注意ください。

「全体MAP」左下が牧場エリア、右上が市民の森エリア※衛生管理上牧場エリアにはペットの同伴ができません
牧場側入口検索▷「ABURAYAMA FUKUOKA」または「牧場側入口」
市民の森側入口検索▷「油山市民の森料金所」または「ABURAYAMA FUKUOKA P5駐車場」

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