ABURAYAMA FUKUOKA

2023年に福岡市にあるも~も~らんど油山牧場と油山市民の森が一体化してリニューアルした「ABURAYAMA FUKUOKA」の【公式】ブログです。何がある?何をしてる?何ができる?を紹介していきます。

ABURAYAMA FUKUOKA

2023年に福岡市にあるも~も~らんど油山牧場と油山市民の森が一体化してリニューアルした「ABURAYAMA FUKUOKA」の【公式】ブログです。何がある?何をしてる?何ができる?を紹介していきます。

最近の記事

開かない花もある|あぶらやま植物ブログ⑪

皆さん、こんにちは。 朝晩ちょっと冷えるようになってきたものの、例年に比べるとずいぶん暖かい日が続いていますね。 この時期になってくると、春先や夏、初秋のように連日いろんな花が咲き始めるということはなく、ごく限られた種が開花時期を迎えます。 そのひとつが「キッコウハグマ」というお花です。 こちら直径1㎝ほどの白い花で、普通に周回路をお散歩していたら気づかないくらいの大きさ! ちょっと試してみましょうか。 周回路を歩いてると見える景色はこんな感じ。 皆さん、何枚目で見つけ

    • やきいも100人ウォーク|イベントレポート

      開催期間|2024年11月3日(日) 時  間|(A)午前の部/10:00~12:00      (B)午後の部/14:00~16:00 開催場所|(A)午前の部:牧場側・焚火ひろば      (B)午後の部:市民の森側・森のひろば 参 加 者 |合わせて88人! 本当は11月2日、3日の2日間連続で実施予定だった「やきいも100人ウォーク」。残念ながら2日(土)は雨のため中止となりました。がっ!!!3日は一転秋晴れで最高のクイズラリー日和☀ 2日参加予定だった皆様は本当に

      • オオワライタケ(大笑茸)

        時期 夏~秋(福岡県では9月~11月にかけて観察されます) 発生環境 コナラ・シイなどの枯木や立ち枯れした木に発生する大型のきのこです。発生しているときはとても目立ちます。 特徴 漢字で書くと「大笑茸」で、きのこを食べると笑ってしまう、なんて素敵なきのこなんだと思いがちですが…その「笑い」ではなく、中毒の症状として、顔の筋肉がけいれんして、笑った顔に見えるからこの名前がついたといわれています。 傘や柄は全体的に黄色から黄褐色で、はじめクリーム色ですが、成熟すると

        • ナラタケ(楢茸)の仲間たち

          時期 春~秋にかけて (福岡県では4~5月、9月~12月にかけて観察できます。) 発生環境 木材腐朽菌で、針葉樹(アカマツやカラマツなど)、広葉樹(ブナ科、カエデ科、バラ科など)、果樹、生垣や野菜など…さまざまな植物から栄養を取って生活しています。 特徴 ブログのタイトルのように…一言に「ナラタケ」といってもその種類は多様で、いまのところ日本国内で約10種に分かれているようです。ナラタケの種類は見分け方が複雑なため、このブログでは詳しい種名は書かず「ナラタケの仲間

        マガジン

        • あぶらやま植物ブログ
          11本
        • イベント&活動レポート
          32本
        • あぶらやま野鳥ブログ
          11本
        • きのこちゃんの きのこ豆知識
          20本

        記事

          おとな学びカフェ~野鳥識別の回~|イベントレポート

          2024年10月27日(日) 曇のち雨 開催場所:油山市民の森エリア Qネイチャー 参加人数:25人 ◆内容 毎月恒例のバードウォッチングとは趣を変えて、講義形式でシギチドリや秋の渡りをする小鳥たちの「識別」について学びました。 今回の会場は「Qネイチャー」。それどこ?と思われるかもしれませんが、森のひろばの2階にあるコワーキングスペースです。 今回はそんなQネイチャーにて、講義形式でイベントを実施しました。 講師の波多野邦彦さんは野鳥の会筑豊支部に所属されていて、識

          おとな学びカフェ~野鳥識別の回~|イベントレポート

          アリを好む花、好まざる花|あぶらやま植物ブログ⑩

          皆さん、こんにちは。なかなか気温が下がらないまま10月後半に突入しましたね。 秋のお花たちもいつも通り咲くものもあれば、ヒガンバナやキンモクセイのように2週間遅れて咲いたものもあり、ツルボに至っては今季開花したものを確認できませんでした。 他にもなかなか咲かないと心待ちにしていた花があったのですが、先日ようやく開花を確認しました。ツルニンジンというお花です。 「ツルニンジン」という名もインパクト大ですが、なんといってもお花が超個性的!普段は下向きに咲いているので分かりづら

          アリを好む花、好まざる花|あぶらやま植物ブログ⑩

          森の自然かんさつ会(おとな向け)│イベントレポート

          2024年10月20日(日) 晴 開催場所:油山市民の森エリア 参加人数:16人 ◆内容 油山で活動している「油山自然案内人の会」さんと一緒に生きもの観察や森の中の不思議を発見する内容となっています。今回は「初秋の油山を楽しももう」をテーマに、森の中を散策しました。 今日の観察会は涼しいそよ風とともに、案内人さんとともに出発です。最初、立ち止まったところは、緑が生い茂る木々の前でした。実は、ここは「キンモクセイ」が咲きほこる場所…なのですが、昨晩の大雨によって花は落ちてし

          森の自然かんさつ会(おとな向け)│イベントレポート

          記録が指し示すもの|あぶらやま野鳥ブログ⑪

          皆さん、こんにちは。日々お疲れ様です。 学校、職場、家の外、今日はどんな鳥さんに会いましたか?? 私は今朝モズの高鳴きで目を覚ましました。この時期、住宅街にも結構モズっているんですよね。 さてさて、まだ暑いだけにどうも季節の移り変わりを感じきれずにいますが、もう10月中旬。冬鳥たちがやってくる時期になりました。 今年は早くもジョウビタキが10月5日に初認されています。 「初認」とはシーズン中に初めて、目視もしくは声などでその鳥を確認したという意味です。毎年油山野鳥観察ボラ

          記録が指し示すもの|あぶらやま野鳥ブログ⑪

          シラタマタケ(白玉茸)Kobayasia nipponica

          時期 夏の終わりから秋にかけて(福岡県では9月~11月にかけて観察することができます) 発生環境 広葉樹林や針葉樹林の地上、特に立枯れした木や倒木付近で見つかることが多いです。 特徴 【表面】 子実体は不規則な球形をしています。幼菌時、表面はなめらかで亀裂などは目立ちませんが、成長すると表面には細かい亀裂が入っていることが多く、その部分から透明な液体がにじみだしてきます。 【断面】 断面は、未熟な時は白色ですが、成熟すると灰緑色へと変化していきます。この部分は「

          シラタマタケ(白玉茸)Kobayasia nipponica

          バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル|イベントレポート

          開催日時|2024年10月5日(土)18:00~20:30 開催場所|油山牧場エリア こども広場 今年も昨年に引き続き、油山で開催した野外映画イベント 「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル インジャパン 2024」!! 直前まであわや台風直撃か!という予報で、スタッフも気が気ではなかったのですが、まったく台風の影響もなく、最高のシチュエーションの中で映画を鑑賞することができました。 この「 バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル」は世界最大のアウトドア国際

          バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル|イベントレポート

          マツオウジ(松旺子)Lemtinus lepideus

          時期 夏から秋にかけて(福岡県では4月~9月ごろまで観察することができます) 場所によっては、古くなった子実体が1年中見られることがあります。 発生環境 クロマツやアカマツの切り株や倒木に発生します。特に古いマツの切り株、倒木に生えている姿を見ることが多いです。 特徴 マツオウジは、遠目からでも生えている姿が確認できるほど、とても大きなきのこです。見た目がマツタケのように見えるものもあって一瞬「ドキッ」となりますが、残念なことに本種は木から生えているし、マツタケと

          マツオウジ(松旺子)Lemtinus lepideus

          あの花からどうやって?|あぶらやま植物ブログ⑨

          皆さん、こんにちは。 ここ自然観察センターではいろんな自然に関する質問にお答えしたりしています。即答できるものもあれば、一緒に図鑑を引いて調べながら答えることも。 まだ猛暑だった8月。ひとつの質問を受けました。 「ネムノキのあの花からどうやってあの実はできるの?」 お恥ずかしながら全く答えることができず、「今度見ておきます」としか返せませんでした。 ネムノキとはマメ科の落葉高木で、初夏に淡紅色のブラシ状のお花をつけます。1個に見えますが実は10~20個のお花が集まって扇形が

          あの花からどうやって?|あぶらやま植物ブログ⑨

          ハチクマの旅を疑似体験してみた!!|あぶらやま野鳥ブログ⑩

          皆さん、こんにちは。日々お疲れ様です。 学校、職場、家の外、今日はどんな鳥さんに会いましたか?? 9月もあっという間に中旬、スタッフも野鳥調査ボランティア「ヤマガラの会」の皆さんもソワソワする時期がやってきました。 お目当てはそう!「ハチクマの渡り」です。 聞きなれない名前かもしれませんが、主食がなんとハチ!特にクロスズメバチが大好物で巣を見つけると大きい爪でかき出し、巣ごと持ち帰った後、幼虫や成虫、蛹を食べるという猛禽類の鳥さんです。 ハチクマは渡り鳥で、春に南方から

          ハチクマの旅を疑似体験してみた!!|あぶらやま野鳥ブログ⑩

          イヌセンボンタケ(犬千本茸)Coprinellus disseminatus

          時期 春~秋(福岡県では6~10月ごろまで観察できます) 発生環境 腐生菌。切り株や倒木などにびっしりと群れになって生えることが特徴で、名前のdisseminatusには「広く撒き散らした」「あらゆる方向に繁殖する」という意味があります。基本は枯れた木に生えていますが、その周辺の枯れた草、土、コケ植物、アスファルト上などにも広がって生えています。 特徴 このきのこは発生するとき、おびただしい数の子実体が出現するのが大きな特徴でもあります。名前の「千本」はこの大量発

          イヌセンボンタケ(犬千本茸)Coprinellus disseminatus

          ABURAYAMA SUMMER NIGHT|イベントレポート

          開催期間|2024年8月16日(金)~2024年8月18日(日) 時  間|17:00~21:00 開催場所|焚火ひろばを始めとする油山牧場エリア 夏季初の夜間イベントとなった「ABURAYAMA SUMMER NIGHT」! 福岡市内の夜景を背景に、夜ならではの催しや、特別なコンテンツもご用意しました。大賑わいだったイベントの様子を写真とともにご報告いたします♪ 他にも「夜の森ヨガ」や「水素で走り、発電もできる燃料電池バスMoving eの体験試乗」や各店舗での特別営業

          ABURAYAMA SUMMER NIGHT|イベントレポート

          ツクツクボウシタケ(つくつく法師茸)Cordyceos kobayasii

          時期 夏~秋(福岡県では6月~10月(稀に11月)ごろ観察することができます) 発生環境 湿気がある山道、斜面地、公園の脇など、主に地中にいるツクツクボウシの幼虫から発生します。まれにアブラゼミの幼虫から発生することもあります。 特徴 きのこの形はまっすぐ直線的に伸びるものもいますが、先端で分岐するものもいます。地上に顔を出した子実体は頂点に白い粉をたくさんつけます。 この白い粉は指で触れると付着します。 宿主であるセミの幼虫は普段地中深くに住んでいますが、菌に

          ツクツクボウシタケ(つくつく法師茸)Cordyceos kobayasii