三菱電機グループ里山保全活動
2024年1月、三菱電機グループの皆様が地域の自然を守る活動として、ABURAYAMA FUKUOKAにお越しくださいました。総勢92名!三菱電機の皆様の環境への意識の高さがうかがえます。自然観察センターでは、企業様の社会貢献活動などに施設のフィールドを活用していただけるよう、お手伝いしています。
今回はグループをいくつかに分けます。その内のひとつが「くすの広場」です。この広場に生育する楠木(くすのき)を元気にするため、土をほぐす作業を行いました。ほぐすといっても重機でごりごりするわけではなく、お子様も楽しんでできる簡単な作業です。スコップで地面に穴をあけて、楠木の根っこのために水と空気の通り道を作ってあげます。
スコップの穴は埋まらないように木の枝を差し込みます。さらに落葉も詰め込むと菌類が繁殖して、木の根っこを誘導します。
木の根っこが誘導されれば、水と空気の通り道が塞がることなく土も元気を取り戻します。機械や重たい道具で大きな力をかけなくても、自然の働きをちょっと手助けして、あとは自然におまかせしてしまうスタイルです。これならいろんな人ができますよね。
別のグループでは、森の清掃や落葉をためるためのすてきな柵(カントリーヘッジ)を作ってもらいました。これだけの人数が集まると大仕事もあっという間に終わります。本当にありがたいです。
三菱電機さん、次は海の活動を行うそうです。水と空気と土で、海と油山はつながっていますよね!福岡の自然をこれからもどうぞよろしくお頼み申します!