どこで生きるかではなくどう生きるか。世界中どこでも仕事ができるデジタルノマド海外移住の終わり?
20代で経済的自由になった。
サラリーマンとして働いた会社を即辞め、20代でサイドFIREとして「やりたいこと」を仕事にした結果、30代で仕事をしなくても生きていけるようになった。
だからこそ、現状を打破するために新しいことをする。第二の人生を謳歌すべく試行錯誤する過程をお届けするnote。
今回は『新しいことを見つける』話。
『20代で資産 1億円となりFIREできるまでになった表と裏側の赤裸々な話』が紙の本になりました。
正直な話、経済的自由な生活は実際にやってみると幸福度は高くありませんでした。
自由な生活の「現実」の話や、やってみて「後悔」したリアルな体験談を赤裸々に発信しています。
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▼ 「経済的自由 FIREのその後の現実と後悔」
■ 日本よりも生活しやすい場所はあるか?
かつて、個人で自由に働きながら収入を得て、世界各国で悠々自適に暮らすノマドワーカーが日本にも多く存在した。
数年前、「コスパよく生活できる国」が人気となり、デジタルノマドとして好きな場所で仕事をするスタイルが注目を集めた。
テクノロジーの発展により、ネットで仕事をしながら海外を転々とする日本人も多かったが、今ではその数が減少している。
円安による為替の影響で円の価値が下落し、海外よりも日本で暮らす方が生活しやすい時代になった。また、時代の流れとともに、個人で収入を得続けることが難しくなった人も増えている。
オーバーツーリズムと同様、海外では自国の外へ出る動きは活発なものの、日本人のなかでは海外へ旅行することさえ少なくなっていった。
僕もかつては日本より住みやすい場所を求めて世界を転々としていたが、今ではコストを抑えながら充実した生活ができるユートピアは、日本にあるのかもしれないと思うようになった。
海外を転々と移動しながら暮らすユートピアを探す時代は終わったのかもしれない。
今では、海外旅行すら半ば富裕層の娯楽のような形になり、気軽に海外へ行きづらくなってしまったのは言うまでもない。
もはや日本で生活する方がコストはかからない。だからこそ、生活にかかるコストよりも、自己実現や充実した将来のことを考えて移住する人も増えている。
■ 結局、万物は流動する
結局、世の中は常に移り変わる。古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスが「万物は流転する」と語ったように、あらゆるモノは変化し続ける。
かつて日本人のデジタルノマドたちが海外で悠々と暮らしていたのも、今では日本が唯一のユートピアと感じられるほどになったのも、その一例だ。
円安や世界情勢の変化により、こうした潮流は大きく変わった。「万物流転」という考え方は、状況を観察し適応するための準備を促してもいる。
ヘラクレイトスの思想は、変化を恐れるのではなく、自己成長と新たな機会を見出すための指針を与えてくれる。
古代から2000年以上経っても、その言葉は現代日本の経済状況を理解し、適応するための重要な視点を提供してくれるのだ。
変化は外的なものにとどまらず、個人が自らの人生をどのように設計し行動するかという内的な変化の必要性も教えてくれる。
■ 今後、日本にも金融資産に課税される?
日本では富裕層への課税が話題になっている。金融資産への税に関する議論は大きな影響を及ぼす可能性がある。
現在焦点となっているのは「金融所得課税」の強化で、これは株式や投資信託の売却益や配当などへの税率引き上げを意味する。
岸田政権が以前にこの課税強化を検討していたが、株価下落への懸念から議論は一時棚上げされた。さらに新たな「資産税」の導入は、政治的にハードルが高いとされている。
しかし、石破茂氏率いる新政権では金融所得課税の強化が再検討されており、法人税や所得税の引き上げも視野に入れている。一方で、この方針が「貯蓄から投資へ」という流れに逆行するとの指摘もある。
政策の行方は不透明であり、個人の資産形成に大きな影響を与える可能性がある。富裕層の一部はすでに日本を離れる動きを見せており、今後どうなるかは予測が難しい。結局、個々人が自己防衛を図る必要がますます高まっている。
■ タックスヘイブンはありか?
タックスヘイブンと言われる税金回避地への移住を選ぶ資産家が増えている。たとえば、資産所得税や法人税、所得税がかからない国もあり、税制が未整備で申告が曖昧な国も存在する。こうした国々への移住は選択肢の一つだ。
実際に僕もドバイやマレーシア、フィリピン、ジョージアなどの税制優遇地域を訪れたことがある。だが、数千万円から数億円程度の資産では、わざわざ移住するほどのメリットを感じなかった。確かに資産の分散には利点があるが、申告や換金の手間を考えると億劫になる。
結局、その国に年に数回は足を運ぶことになるが、タックスヘイブンのためだけに訪れるのは面白くない。だからこそ、住みたくなるような場所であれば移住してもいいと思うようになった。
税制は年々変化し、国の政策も流動的だ。都度対応する手間がかかるが、今後の日本の税負担が増すことを考えると、他の選択肢を知っておくことは重要だ。いざというとき、気軽に住む場所を移動できるのは強みだ。
ただ、結局はお金のためではなく、人生の充実度を考えて移住するのが一番面白いという結論に至った。
■ 変化を味方にする生き方をしよう
人生の選択肢は、結局すべて個人の手に委ねられている。僕たちの時代は、円安やインフレ、国際情勢の変動といった予測困難な外的要因が、絶えず生活を揺さぶる。
たが、そうした変化に怯えて流されるのではなく、自ら環境を選び、未来を自分の手で切り開く力こそが、これからの時代を生き抜く上で最も重要だ。
古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスが「万物は流転する」と語ったように、変化こそが世界の本質だ。僕自身、かつては日本よりも生活コストが低く、理想的な暮らしができる場所を求めて世界中を移動していた。
だが、多くの経験を重ねる中で気づいたのは、最も重要なのは「どこで」生きるかではなく、「どう」生きるかということだ。どの国に住んでいても、自分の目的や価値観が明確であれば、そこに満足のいく生活を築ける。
新しい土地や文化に触れることで視野を広げ、未来をより豊かにする可能性も大いにある。
だからこそ、変化に順応する柔軟さを持ち、時には大胆に行動する勇気が求められる。ヘラクレイトスの言葉が示すように、変化は自己成長の機会であり、行動を起こすことで新たな可能性が開ける。
変化を恐れるのではなく、そこから学び成長することで、新しい未来を切り開くことができる。結局、最も大切なのは「動くこと」だ。
「どう生きるか」という本質を捉えながら、新たなことをはじめるのがいい。
このnoteでは、限られた人にしか伝わらないニッチな情報を、偉人たちの言葉や最新エビデンスを元に主観を交えてお届けします。似た考えの人が共感でき、新しいことを始めるきっかけとなるようなコンテンツを発信していきます。
人生をより面白くするための試行錯誤の様子をまとめていきます。20代で経済的独立をした背景や30代の自由な暮らしのリアルを表と裏も含めて赤裸々に紹介します。面白さを追求して日々奔走する姿をお伝えします。