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Lessons no.46「オポチュニティ(opportunity)」
こんにちは、「だんすまん」です。
既にある原稿から、note用に編集した書籍の一部を載せます。
タイトルに番号を振って、小見出し毎に載せています。
予定投稿数を数えてはいませんが、おそらく
80回くらい切り分けて投稿することになりそうです。
no.01~no.39までは、筆者が抱く課題意識を中心にガイドしました。
no.40からは「あなたを社会に届けるプロセス」の創造のガイドです。
「あなたが社会に届く」少し長いツアーへようこそ
あなたに備わる価値に届けるコミュニケーション
私は、「あなたを社会に届ける」プロセスを創造しようと、このシリーズをまとめておりますが、今は手づくりの場づくりや働きかけの段階でも、準備と装備が整い次第プロセスを造ったとしても
中に流れる血液であるコミュニケーションが、一人ひとりに備わる自己実現を顧みないものであれば、効果が半減するどころかこのシリーズをお届けする意味もなくなると考えます。
私は、about Youにおけるコミュニケーションを全て
「創造する機会」
としてお届けしたいと考え、先ほど紹介した「あなたを社会に届けるプロセス」の中に編み込まれるようにします。
元々は遠い位置に居る者同士がつながるための提案とは何かを思案したところから編み出した構成ですが、距離の遠い者がつながるよう構成された提案を
「オポチュニティ(opportunity)」
と呼ぶことにします。既に、ビジネスは未来の顧客に「新しい提案」を届けることができるとガイドしましたが、新しい提案とは「オポチュニティ(opportunity)」のことを指します。
機会というと、「チャンス(chance)」という単語を思い浮かべますが、chanceには「偶然の」という意味が含まれるようです。
一人ひとりの価値を磨き引き上げるような新しい提案を行う場合には、偶然の要素はそれほど含まれないことから、「創る」という意味も含むopportunityを使うことにします。
ちなみに、マーケティング理論で登場する「SWOT分析」は、自らを取り巻く強み・弱み・機会・脅威の4つの要素を分析することとされていますが、「O」がopportunityです。市場環境から読み取り、見出す機会です。
私自身は、履歴書や職務経歴書によって過去を評価されることから新しい挑戦について門前払いをされ続けているという歯がゆさを持つことから、欲しい語りかけとして編集を試みているので、セールスが上手な方から見ると定石通りではないかもしれません。
「それは私を通すとこう変わる」
しかし、これまで私が何度も取り上げた一人ひとりの手と力が届かない情勢において、歯がゆさを抱くあなたが変革すべきテーマに指を掛けようとするとき、「便利ですよ」「お得ですよ」と伝えるやり方しかありませんでした。
便利やお得に満足する方も居るかもしれませんが、変革にはつながりません。セールスは手持ちのものを差し出す行為ですが、変革の場合は、犠牲者が量産される有様を筋道から変えたいという目的があります。
犠牲者に押しとどめられてきた方が現状の打破に挑む時、そのテーマに携わっている方にアイデアを届けることができるメッセージとは何か見つめました。正解は未だに分かりませんが、それは「それは私を通すとこう変わる」という語りかけに編集をしました。
この提案はあなたの立ち位置を問わず、あらゆる業界や領域に向かって届けること可能と考えていますが、実際はこのプロセスを社会にインストールするのは困難を極めます。
たしかに、困難ではありますが、この業界や領域を問わない提案としての「オポチュニティ」を未来の顧客にメッセージを届けるやり方のひとつとして、あらゆる業界に働きかけることを考えています。
オポチュニティ その構成
オポチュニティは、「人を育て、引き上げる機会の提案」として次のストーリーを持ちます。掲げた4要素はすべて含んでも良いし、一要素を含むストーリーであってもオポチュニティとなります。
1)あなたの想いに私たちは共感し、賛同します。
2)あなたのプロセスに、私たちは参加します。
3)是非、新しい未来を一緒に創りましょう。
4)将来、私たちの顧客を共有しましょう。
下に例を示します。
ある人「私は、アフリカの動物保護に取り組みたい」
1)あなたの動物に対する深い愛情に共感し、国際社会へ貢献したいという積極性に感銘しました。その愛情と積極性は、私たちが目指す社会と同じであり、私たちはまだ見ぬあなたと是非会いたいです。
2)あなたは未だ中学生ですが、私たちの活動は、あなたの協力を将来必要とする時が来るでしょう。私たちはあなたが将来一緒に行動を共にできるようにアイテムや教育やイベントを用意し、あなたの席を一つつくります。
3)是非、一緒に勉強しましょう。
4)そして、あなたが獣医師として成長し、または獣医師にならずとも、今の夢/志を持ち続けたとき、一緒に困難に挑戦したいと思います。私たちは既につながりました。ご連絡お待ちします。
1)から4)は、この一言にまとまります。
「一緒に勉強しましょう」
しかし、私は1)から4)の各要素を一言で表す「単語」を用意していません。オポチュニティは、人を育て引き上げる提案として、共に歩むことを相手に伝えることが重要であると考えていることから、「一緒に勉強しましょう」という協働の意思をお伝えするメッセージとまとめています。
オポチュニティは、個人からは遠い位置に存在する未知の顧客へあなたの「個性の提案」を可能にする矢であり、何処からどこに射ても良い構成を持つストーリーです。
オポチュニティマーケティング
未知の顧客にビジネスが掲げるミッションとリソースを提供することを試みるマーケティングです。筆者がつくった造語であり、
このマーケティングを展開している
メディアまたはサービスはありません。
遠くにいる者と結びつこうと届けるメッセージである「オポチュニティ」によって、未来の顧客を「育てる」マーケティングの展開と、業界を横断する課題解決をプロデュースすることを試みます。
no.43「あなたが社会に届くプロセス」では、社会や業界に横たわる課題また課題意識を「プロジェクト」として擬人化を試みることを既に伝えました。
ビジネスは、今まで従業員向けの教育や既存の顧客に向けたイベントを、人を育て引き上げるよう編集し、領域のカベを乗り越えることに挑む各種プロジェクトを通して、オポチュニティを未来の顧客に届けることを可能にします。私は、このマーケティングを
「オポチュニティマーケティング」
と名付け、業界不問の顧客創造のやり方として提案・展開することを考えています。
ここでは、プロセスの中を流れるコミュニケーションとしてのガイドに留めますが、no.54「今のマーケティングとオポチュニティマーケティング」では、今のマーケティングとの比較からオポチュニティマーケティングをガイドしています。
筆者から補足
ここまで、ご覧いただきありがとうございます。
次は、no.47「変革すべきテーマリストとこれからの創造」
という小見出しを掲載します。
全文について
no.07から毎回貼り付けることにしました。
目次を見て興味あるところからご覧ください。
よろしくお願いいたします。