笹に雫
いつからそこにいたのかしら
笹の葉を集めるわたしを 虫籠を持ってじっと見ていたの
その瞳に映るサラサラの葉に気づいて “これはおやつの飾りつけに使うの”
そう声をかけると さっと走り去ってしまった
立ち尽くすわたしの頬に水を含んだ風が触れて
空のこぼしたひと雫はポロンと笹の葉を鳴らすので
今朝、天気予報で眺めた傘マークの数を思い出す
2022年 もうすぐ七夕
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いつからそこにいたのかしら
笹の葉を集めるわたしを 虫籠を持ってじっと見ていたの
その瞳に映るサラサラの葉に気づいて “これはおやつの飾りつけに使うの”
そう声をかけると さっと走り去ってしまった
立ち尽くすわたしの頬に水を含んだ風が触れて
空のこぼしたひと雫はポロンと笹の葉を鳴らすので
今朝、天気予報で眺めた傘マークの数を思い出す
2022年 もうすぐ七夕