これでいいんだよ！の見本「Mr.ノーバディ」

表の顔はごく普通の会計士、しかし彼には知られざる裏の顔があった＿＿。怒れるオヤジのノンストップ・アクション

原題：Nobody
製作：2021年/アメリカ　92分
監督：イリヤ・ナイシュラー
出演：ボブ・オデンカーク/コニー・ニールセン/RZA

あらすじ

仕事では過小評価され、家庭ではリスペクトできない父親として扱われる地味で平凡な男、ハッチ・マンセル。ある夜、自宅に2人の強盗が押し入るが、彼は反撃することができず家族から失望されてしまう。胸の中に溜まっていた怒りをふつふつと湧き上がらせたハッチは、路線バスで遭遇したチンピラたちの挑発に乗り鬱憤を爆発させてしまう。やがて、それをきっかけにロシアンマフィアから命をねらわれることになる。

movie walker pressより

感想

あらすじだけ見ると動機がそれでええのか…？な感じだが社会的に肩身の狭い中年オヤジの鬱憤が爆発と捉えれば納得。しかし物語が進んで行けば行くほど、なぜそんなにもしょぼくれていたんだと不思議に思えてならない。己の暴力性を認めたくなかったのか、今の幸せな生活を守りたかったのか…🤔

アクションはテンポが命といわんばかりのテンポ良さ。流石「ジョン・ウィック」のスタッフが～と謳うだけはある。キーアイテムの使い方(伏線回収)の上手さも光る。ただ、全体的にわざとらしすぎるのが玉にキズ。

続編が製作決定してるそうだが初代のボスがジョン・ウィックほどスタイリッシュすぎず作風にマッチしずぎていて今後予算も上がり有名俳優起用路線風潮は目に見えているのでコレを超えられるか幾分不安である。

画像引用元：(C)2021 Universal Pictures