「あたらしい結婚」を提案、サポートします
追記(2021年6月28日)
「あたらしい結婚」を事業としてはやめる決断をしました。新規の受付は終了しております。既存ユーザー向け結婚相手候補のご紹介を含む個別のサポートを続けながら、Suzuki Daikiさんと次のプロジェクトに向けて動き始めています。
詳細はこちらです。
あたらしい結婚に向いている人とは
あなたは「恋愛を楽しむことに対する優先度が低いが、家族は持ちたい。人生の優先順位を趣味や仕事に置きつつ、愛情を抱ける相手と結婚したい」ですか?
あるいは「長続きしない情熱的な恋愛を繰り返すことには疲れてしまったが、家族を作って穏やかな愛情をベースにした幸せを手に入れたい」人?
それとも「恋愛が好きだけど、家族もほしい。結婚しても、新しい恋をし続けたい」?
もし当てはまるものがあったら、あたらしい結婚はあなたにとって、しっくりくる結婚かもしれません。
あたらしい結婚とは?
望んでいる生き方や家族の形を入り口に、穏やかな愛情を育んでいく結婚です。僕たちはそんな「あたらしい」結婚の実現とサポートをしています。
あたらしい結婚では、あらゆることがオプショナル(選択制)であり、恋愛や性交渉もオプショナルな一要素です。恋愛結婚に並ぶ、新たな結婚のスタンダードを目指しています。
この記事の最後にもアナウンスしますが、この時点でぜひやってみたいという方は「あたらしい結婚」適性診断をご予約いただけます。
性愛や結婚に関する自己紹介
「こんなことを言っているあなたは何者なのか?」「なぜこんなことをやろうとしているのか?」と思う方もいらっしゃるだろうと思い、性愛や結婚に関する自己紹介を別の記事にしました。気になる方はこちらからどうぞ。
恋愛結婚の次へ
恋愛結婚が人々の間で主流になったのは、日本では1960年代末からです。それまでの結婚は家と家を結びつける側面が強く、当人たちの恋愛感情よりも、経済や政治的な理由が、結婚の土台となっていました。
その後日本では1990年代から、結婚したいができない人たちと、結婚を持続できない人たちが増え始めました。つまり、恋愛結婚がマジョリティにとっての幸福な制度として機能していたのは、たった20年間でした。
幸福な結婚=恋愛結婚という考え方が広まったのは割と最近のことで、恋愛結婚で実際に幸福になれる人の割合は毎年少なくなっているのです。
恋愛結婚の価値観
典型的な恋愛結婚における価値観を見ていきましょう。
「恋愛関係の発生が、家族関係構築の入り口」となっており、「恋愛関係が結婚の土台」となっていることを、恋愛結婚的価値観の特徴として僕たちはとらえています。
この特徴があるため、恋愛関係を保つための行動と、自らの望む結婚生活を実現するための行動はずれることがあります。たとえば結婚生活において実子を希望している場合、お互いにブライダルチェックを受けることは非常に重要です。けれども「ブライダルチェックを受けてほしい」と恋人に伝えることは、「自然妊娠できる可能性が低かったら別れたいってこと? 私たちの恋(愛)ってそんな程度のものだったの?」と受け取られてしまうことがあり、切り出すタイミングがなかなか難しい。
また、ほとんどすべての恋愛結婚夫婦にとって役立つものでありながら、尋ねることが困難な質問に次のようなものがあります。
「もしセックスレスになったら、私たちはどうする?」
もっと丁寧に言葉を選ぶのであれば、「私たちのうちのどちらかが先に、性的欲求を相手に感じられなくなってしまったら、うちはどうする?」となるかもしれません。
死がふたりを分かつまで、相手への性的欲求を高く保ち続けられる夫婦は稀です。お互いの性的欲求低下のタイミングとスピードをシンクロさせることも、狙ってできることではありません。「仲の良い夫婦は恋人だった頃のようにセックスするものだ」という暗黙のルールに従って、しぶしぶセックスしている人もいるかもしれません。恋愛感情(性的感情)から家族愛への移行は半ば自然に行われることかのように思われていますが、うまく移行できなかったり、片方だけが移行してしまうようなケースでは、その後の結婚生活が幸福なものではなくなってしまいます。
なぜあたらしい結婚なのか。実現したい世界
つまり、恋愛結婚にはたくさんの「当たり前」「暗黙の了解」「常識」があり、ときとしてそれらは、現代の多様な家族像、夫婦像を受け入れることができません。あなたの求めている結婚は、恋愛結婚の常識からはみ出しているかもしれない。でも僕たちは、そんなあなたの望みや欲求を実現したい。
たとえば子育てをする相手とデートをする相手を同じにしたいという欲求と、子育てをする相手とデートをする相手を同じにしたくないという欲求。前者の恋愛結婚の価値観に即した欲求のほうがより正しい欲求だと思われやすく、恋愛結婚夫婦の議論のテーブルに、両方の欲求が出された場合、後者は負けてしまうでしょう。しかし、これらは等価な欲求です。それ以外にもいくつか例を挙げてみます。
・強烈な恋愛感情を抱き、性的魅力を感じる相手と家族になりたいという欲求A
・穏やかな愛情を感じる相手と家族になりたいという欲求B
・結婚したら新しい恋はしたくないという欲求A
・結婚しても新しい恋をし続けたいという欲求B
・結婚、恋愛、性の3つをひとりの人との間だけで実現したいという欲求A
・結婚、恋愛、性の3つを柔軟にわけたり、組み合わせたりしたいという欲求B
どちらの場合も、恋愛結婚の価値観に近いAのほうがより「正しい」、より積極的に認められるべき欲求のように聞こえるかもしれませんが、AもBも個人の欲求、望みであるという意味においては同じです。
望みや欲求に優劣はなく、常識からはみ出しているからといって、抑え込む必要はありません。あたらしい結婚には、「当たり前」「暗黙の了解」「常識」もありません。何を希望しても、「そんなのおかしい」と言われない世界です。
恋愛結婚の「当たり前」「暗黙の了解」「常識」とは違う価値観で結婚したい場合、選択肢がありません。相当な努力をしない限り、「結婚」を諦めることになります。
現在の日本では、恋愛結婚が唯一のスタンダードな結婚の選択肢です。僕たちが作りたいものは、恋愛結婚とあたらしい結婚という選択肢AとBが共存する世界です。恋愛結婚を否定したいわけではありません。数で見れば、恋愛結婚で幸福な生活を送っている人たちは今でもたくさんいます。しかし恋愛結婚は、多様な生き方を望む人たち全員のことを幸せにすることはできません。僕たちは多様な社会において、幸福な結婚の選択肢を増やし、結婚という制度をやわらかくしていきたいのです。
あたらしい結婚という選択肢Bが認知されていくと、恋愛結婚にも良い影響が生じるだろうと考えています。たとえば、「あたらしい結婚ではなく、恋愛結婚をあえて選んだ」という認識になるため、確かめづらかった部分(恋愛結婚では暗黙の了解になっていた部分)について、言い出しやすくなるのではないかという期待をしています。
あたらしい結婚の実現に必要な四つのフェーズ
1. 「あたらしい結婚」診断を通して、望んでいる生き方や家族の形をクリアにする
2. 望んでいる生き方や家族の形がフィットする相手候補と知り合う
3. 結婚に向けて必要なことを確かめ、結婚をする
4. 幸福な結婚を維持するために、価値観の定期的な見直しを行う
これらを自力で行うのは非常に難しく、マッチングアプリや結婚相談所では変な人扱いをされるでしょう。いずれのフェーズにおいても、サポートが必要です。僕たちがサポートします。あなたが望んでいる生き方や家族の形とは何なのか、一緒に考えていくところからお手伝いさせてください。そのために、あたらしい結婚は提案だけに留まらず、事業プロジェクトとして進めています。
プロジェクトの現状とこれから
実現したい世界までは遠く、旅はまだ始まったばかりです。あたらしい結婚をしたい人たちの結婚実現に向けて、日々サービス設計を進めています。皆さんと一緒に、未来を作っていきたいと思っています。
あたらしい結婚にご関心がある皆さんへ
皆さんひとりひとりが望む結婚の形の実現に向けて、サポートをさせていただきたいと思っています。
あたらしい結婚が選択肢として存在する世界を見てみたい皆さん、僕らの旅に参加しませんか? 皆さんは、僕らにとって最初の仲間です。
・あたらしい結婚をしてみたい人
・あたらしい結婚に興味がある人
「あたらしい結婚」適性診断へどうぞ。
皆さんとお話できることを、心より楽しみにしています。
Masa, Kakinoki Masato
Daiki, Suzuki Daiki