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ひみつがいっぱいなのだ。 僕のひみつ、きみのひみつ、あの人のひみつ。 誰にも言わな…
ひさしぶりにオリジナル曲などの入った袋をひっくり返したら、昔つくった歌が出てきた。忘れ…
神の手の技の光るや朝の薔薇 神の翳芝生に走る雲の影 ナメクジや行方知らずの銀の道
僕の三日月が君の水平線に まだ一度も没したことのなかったとき 僕は人魚に誘われて見知らぬ海…
いつだって君は ダンスフロアの女神 無防備に輝く瞳 ゆるんだ唇 世界を潤す はじけた愛の…
目の奥が痛くなる どこまでも深い暗黒の宇宙に 青い地球が浮かんでいる 宇宙遊泳するぼくを…
さっちゃんはね 電気に似ている ほんとはね さっちゃんの 熱い吐息がうなじにかかると 体じゅうの細胞のひとつひとつが 細かくふるえだし さざ波が駆けめぐる さっちゃんの短い髪の毛が蛍光を発する さっちゃんの光る体が 太陽の熱で僕をいだきかえす 熱量をもったエネルギーが昂まり 蓄積されてくると ものみな輝きはじめる 道ばたの一木一草 子犬 小川 山の稜線 空 みな透明に耀いて 光に満ちあふれる ああ お腹の中に 太陽を孕んでいるようだ
日焼け妻水着の跡に惚れ直す 倶胝竪指蜻蛉止まりて空青し
スマホから顔を上げれば不思議雲
獣は独りで死んでいく 老いを迎え いよいよ死期を悟ると 猫は姿を消し 四次元の扉の向こうに …