「VUCA Labo」コミュニティの立ち上げについて
VUCA時代の未来の創り方を身につけるためにVUCA Laboというコミュニティを立ち上げ、月一回でイベントを開催することにしました。
このnoteではコミュニティを立ち上げた理由と、4月21日に記念すべき第1回目のイベントの2つについて書きます。
"VUCA"とは何か?
まずVUCAという言葉ですが、これは、Volatility(変動性、不安定性)、Uncertainty(不確実性)Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字からなる造語で、「あらゆるものをとりまく環境が複雑性を増し、将来の予測が困難になった状態」を指します。もともとは軍事用語ですが、最近になってビジネスを表す言葉としても使われるようになりました。
「VUCA Labo」コミュニティをつくった理由
このコミュニティをつくった理由は、今回の新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)による世界的な感染への拡大でこれから世の中が大きく変わる事を確信したためです。この影響で、これまでの知識以外を知る必要性がますます重要になってきています。
実は私は今年の2月から転職(こちらの詳細については別のnoteを書く予定です)をしました。すると2月中旬頃から、世の中がざわつき始めてきて、これまでどおりの事を続けても意味がない気がしてきていて、「でも、いったい何から手をつけたらいいんだろう?」と悩みはじめたのです。そのそも世の中は自分だけではできないことだらけだからです。ならば、「できるだけ多くの人に未来の創り方を共有して、変革を起こしてもらう確率を増やすのはどうだろうか。」と考えたのです。他力本願なのを承知で、多くの人にチャレンジしてもらうためにさまざまな智慧を伝えるしかないと。
「さあ、これは誰に相談して進めるべきだろう。」と思った矢先に、新井宏征さんのことが真っ先に思い浮かびました。新井さんは、株式会社スタイリッシュアイデアの代表取締役で一般社団法人シナリオプランナー協会 代表理事もされている方で、私にとっては、「これからの時代を生きるためのヒントをたくさんインプットしてくれた」恩人です。早速、ざっくりした企画書を2月中に準備し、3月早々に相談したところすぐに意気投合しました。ただ、お互い掛け持ちの案件が多かったのでコツコツ準備を進めながら、4月になってようやくVUCA Loboコミュニティの土台が準備でき、イベントを開催できるところまでたどり着くことができました。
4月にイベントを開催します
4月21日に、1回目のイベントを開催します。
タイトルは「激動で予測不可能な時代へと旅立つ前に準備するものとは!?」です。先が見えないVUCAの時代に、私たちは何を考え、どんな行動をしていけば良いのでしょうか?必要なインプット、創造力、共創競争力、アウトカムをするにはどのようにするべきなのでしょうか?とくに新型コロナウイルス感染の影響によって、経済には消費の落ち込みをはじめとしこれまでにはない深刻な影響が出ています。このような状況な時こそ、変革をチャンスに変えて、生きていく意味を考え直したり、新たな道を切り拓くにはどうすべきか?についてディスカッションを行います。
記念すべき第1回目のゲストには、戦略デザインファームBIOTOPE代表取締役 佐宗邦威さんで、一緒にコミュニティを立ち上げた新井宏征さんがモデレーターを行います。
佐宗邦威さんの著書は超おすすめです
佐宗さんの著書には「ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION」、「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」、「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」の3冊があり、どれも素晴らしい内容です。私にとっては参考書で、未だに必要に応じて読み直しています。
特に直近の2冊についてはAmazonへレビューを書いたほど大好きで、Amazonへもレビューをしています。レビューの内容は以下のリンクを参照ください。
・「ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION」Amazonレビュー
・「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」Amazonレビュー
佐宗さんの初の単著「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」は、Amazonへレビューを書いてませんが、こちらも、デザイン、ビジネス、エンジニアリングという3つの要素を織り交ぜながら、左脳と右脳の両方をバランスよく活用する方法について理解することができ、とても重宝しております。
この3冊と、VUCAやシナリオプランニングの関係を私が勝手にイメージした内容が以下の図(かなり大幅に端折ってます)になります。佐宗さんと新井さんの二人が一緒に話すと一体どうなるんだろうか妄想するだけで、今からとても興奮しています。
新井宏征さんから、私が学んできたこと
VUCA Laboを共同創設した新井さんとの出会いは、もう一人の恩師である関満徳さんのプロダクトオーナーシップ研究会(POStudy)に2014年頃から参加したことでした。そこで、ゲストとして新井さんが登壇していたのです。
新井さんが経営する株式会社スタイリッシュアイデアは、主に企業向けのコンサルティングをしてますが、時折、一般人向けの研修も行っています。具体的には「組織開発」や「プロダクトマネージャー」「シナリオプランニング」「経営戦略」「ファシリテーター」などの実践的な研修を行ったり、研修ではありませんが「未来を創造する読書対話会」なども開催していた時期もあり、私はほとんどの研修に参加しました。それまでエンジニアリングの知識しかない自分にとっては、目から鱗が落ちることばかりでまさに師匠のような存在です。このような繋がりもあり、今回相談をして二人でコミュニティを立ち上げることになりました。スタイリッシュアイデアでは、一般向けセミナーを開催しているのでこちらはお勧めです(尚、私は社員ではないですw)。
今後の予定
尚、今後も大物ゲストを迎えたイベントを月1ペースで開催します。5月や6月のゲストも確定していまし。
・5月20日「ティール組織」解説の嘉村賢州氏(場づくり専門集団のhome’s vi 代表理事)。
・6月16日「After GAFA」や「フリー」など数多くの著書や監修者の小林弘人氏(株式会社インフォバーン CVO、初代日本語版WIRED編集長)。
イベントの有料化について
新型コロナウイルス感染症の影響のおかげで、オンラインのイベントが活発になっているのはたいへん素晴らしいことで、私も月10回近く開催してます。ただ、無料だと直前のキャンセル多く、かつ、質疑応答でのコントロールが難しいという問題もあるのでこのコミュニティでのイベントは一旦は有料としました。有料といっても2,000円なので、ゲストの豪華さに比べると費用対効果としてはかなりお得です。今後の未来を真剣に考える人が大勢集まることで質問が活発になり、運用側も質の高いコンテンツを用意しなければと引き締まることを目指すること、本気で未来を創る人材を育てることに貢献したいです。
ということで、まずは、4月21日はお申し込みいただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?