【おすすめ本シリーズ⑤】はじめてのSaaS/プラットフォームビジネス立ち上げ
こんばんは!
偉そうに本をおすすめするシリーズ、数回続けますが、僕に本をおすすめいただいた方々がいらっしゃってこれが成り立っているので、「僕がしていただいたことをまたそれを必要とする別の方に還元していく、それが皆ハッピーだ!」というスタンスで発信させていただきます(笑)
5回目の今回は【はじめてのSaaS/プラットフォームビジネス立ち上げ】です。一旦このシリーズ今回で最終回です!それではどうぞ。
概論:新規事業の構想
5冊並べましたが、①最初の2冊、②次の2冊、③最後の1冊でカテゴリは分けられます。
①はそもそも新規事業とはどのように立案するのか、構想するのかという一歩目に読むべき本です。特に「新規事業ワークブック」は新規事業を国語(不/ユーザーやクライアントの困り事は何か)→算数(その不は数値で言うとどの程度か)→理科(不がなぜ生じているのか)→社会(不が存在する背景は何か)というフレームワークで整理していく、というユニークかつ非常に分かりやすくて読んでいて楽しいです。
②は世の中に存在するビジネスモデルの図鑑のように扱えます。初学者は「ピクト図解」の方が分かりやすいと思いますが、社会人2年目以上でしたら「ビジネスモデルの教科書」の方が情報量も多く参考になります。
③「ジョブ理論」はマーケの回でも紹介したので下記をご覧ください。
概論:ロジックの組み立て
最初の図にも記載してますが、このカテゴリは基本的に数値や構造化リテラシー高い方にはあまり優先度の高くない本たちです。
ただ僕が仕事していて感じるのは知的に優秀な人でも狭い視点に陥ると偏った情報でロジックを組み立て、結果真実から乖離した結論を導いてしまう(ロジカルだからこそ前提情報の解釈や情報の取り方を間違えると100%間違った答えにたどり着く)ということです。
生き物であるビジネスにおいて不確実性を許容して意思決定していくのは当然のことですが、ある種アカデミックな統計学という客観的視点を持っておくだけで大事故を免れるかと思います。
上記の図には入れませんでしたが、全体観シリーズも構造化の力、人に伝えるためにわかりやすくドキュメントに落とす方法について、わかりやすく説明しているのでお勧めです。上下巻もあり、げっ!、と一瞬思うかもしれませんが、絵も多く字も大きいのでかなり読みやすい良書です。
詳細:SaaS/プラットフォームビジネスの全体観理解
「SaaSやプラットフォームのビジネスに携わっている」というのであれば、このあたりの本は数冊読み、自身に、さらにはチームにどのように応用できるのか描いて仲間とディスカッションしてみる、そこまで含めてやることをお勧めします!
THE PLATFORMを読んでいる人が多い気がするので、まずはそこから読んでみてはいかがでしょうか?
【2021年3/22追記】ちなみにキャディでは「プラットフォーム革命」は必読書です。
詳細:SaaS/プラットフォームビジネスの機能レベル理解
①は価格設定について取り上げた本です。売り方、4PでいうPromotionの議論は営業やマーケでよくなされますが、Priceに関する議論はあまりなされない印象です。SaaSビジネスにおいてシェア獲得→単価向上の流れを取るために特にこの視点は重要なのでおすすめです。ちなみに永井さんの本には他にも「100円のコーラを1000円で売る方法」などがあります。
②「THE MODEL」はSaaSの業界では有名of有名な必読書です。クラウドサインを運営する弁護士ドットコムさんはTHE MODELの世界観を組織として作るために、まず機能としてハコを作り、人員配置・採用を行っていると以前伺いました。非常に合理性が高く、美しいなと感じました。
以上です!
今回のnoteは少し前に読んだ本たちが多かったので、もう一度読み直してまた更新できればと思います!!^^
それでは、よい週末を!
おまけ
上記で触れなかった本たちも載せておきます!
図に載せなかったけど面白かった本