仕事楽しい?と聞かれると困ってしまう仕事人間へ
私は「仕事楽しい?」と聞かれると困ってしまう。
傍から見ると楽しそうに仕事をしているように見えるらしいが、そんなにキラキラと「楽しいです!」と言える自信はなかった。でも仕事への熱量はあるし、費やす時間は長いし、世間的には仕事人間かもしれない。
一方でどこか仕事を楽しそうにしている人にジェラシーを感じていた。
「もっと余計なこと考えずに純粋にのめり込めれば成果も出るし、実際楽しくなってくるんだろうなー」と。
ただ最近気が付いた。自分の「楽しい?」の脳内変換に問題があったと。
「仕事楽しい?」を"Are you fun?", "Do you enjoy working?"と勝手に脳内変換していた。
そして「(いやー、まあ社会的意義も大きいからやる意味は感じているし、課題の難しさ、裁量の大きさはありがたいけど、実際大変なことの方が多いし、、、、、、。お金に困らなかったらこれやっているかな?。。)」とか徒然なるままに考え始める。そして「うーん、楽しい..?どうかな、楽しいかは分からないけど充実はしているかな!」となっていた。
でも「仕事楽しい?」を"Do you think your work is interesting?"と脳内変換すれば答えは"Absolutoly yes"だ。
仕事を通じて見れる世界は非常に興味深いし、奥深い。
時間経過に伴いしれっとルールが変わっていたり、今まで何回も同じルートを通ってきたのに突然隠し扉に気が付いちゃったりするような、ゲームのようなものな気がする。
そして仕事でなければ出会わなかったであろう仲間と同じミッションに向かって苦楽を共にできるのは結構おもしろい。
・うおえー、前とちがうやん!←なるほど。(おもしろい)
・思ってたより複雑だな。。なるほど、そいつとそいつに相関関係があるとはほお。因果関係はあるのかしら、どうかしら。(おもしろい)
・この人はなんでこういうアウトプットを出せるんだろうか?こういう発言できるんだろうか?(興味深い)
・組織が大きくなってくると課題が変わってくるって本で読んでいたけど、なるほど、そういうことかー(おもしろい)
・なんだ、その世界。この仕事しなかったら絶対調べなかったし、足を運ぶこともなかっただろう。こんな世界があったとは。(おもしろい)
この連続だ。
要は仕事を通じて見れる世界は実におもしろいということだ。
小中高生活を捧げた野球も楽しいから続けたというより、周りに負けたくないし、「石井琢朗のようなショートになりたい!!」という野心で続けてきた。成果が出れば楽しいし、日々の中で仲間と戯れて楽しい一瞬一瞬はあったが、大変なこと、しんどいことの方が多かった。
でも振り返ると
・あの時はこう試行錯誤したなー
・この瞬間めっちゃ楽しかったなー
・あの時すごい怒られたけどネタになったなー
と結局楽しい思い出しかないような気がしてくるから不思議だ。
きっといつか仕事人生もこうやって振り返るのだろう。
だからきっと今funか、enjoyしているかというより、色々なことに興味を持って現象を面白がり、課題にのめり込む、そして自分のエネルギーがどれだけ動いているのか、という観点を大事にした方が人生きっと楽しいんだろう。
そんな認知の変化がありましたのでポエムチックなnoteを書いております。
実際この認知的変化後、ストッパー外れた感覚あります。自分がこの課題を解きたい、こういう世界を作りたい、と真っ直ぐに向き合えている感覚があり、非常にポジティブです。
バリバリ仕事しているし、取り立てて不満もないけど、これでいいのかなー、と思っている方の一助にもなればと思い、発信しております。
そんなわけで今度から「仕事楽しい?」と聞かれたら
「とても興味深くておもしろいです」(←頑固)と答えることにします。