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肩書を複数持てるものなら持ってみたいよ

本日はこちら。

馬子にも衣装

圧倒的に実力がある人、圧倒的に個人で知名度がある人気者は、どう肩書を使い分けてもいいと思います。肩書なんて関係ないとカッコつけてもいいと思います。

残念ながら、普通の人、凡人にはそのような実力も知名度もありません。

ただ、あらゆる観点から自分が凡人であるかどうかは今一度の確認が必要だと感じます。要するに、チャンスを掴むきっかけは、使い尽くした方がいいと思います。

例えば、学歴がそこそこ以上に良いのなら、そのことを売りにし、それを評価してくれる人がいるなら大いに活用したらいいでしょう。

親が有名だったり影響力が高いのであれば、あらゆるスネをかじって、望む会社なりポジションなりをコネで手に入れればいいのです。

趣味や特技がすごいなら、そのことをふれまわればいいし、面接でアピールしたらいいと思います。

そして、肩書きが立派なら、そのことを活用しない手はないのです。

もちろん、相手が「肩書は関係ない」と言い張るのであれば、実力勝負しかないかもしれません。しかし、現実問題、一切肩書が関係ないということは、ほぼあり得ません。

どんなに退屈な大企業勤めをあなたがしていても、その知名度、立場を使えるチャンスはいくらでもあります。

少なくとも「聞いたことのない怪しい会社だから取り合うのをやめておこう」などとは顧客からは思われません。例えば大手企業で営業をしていればわかりますが、一回話を聞いてくれとお客様に言って、断られることはまず無いのです。

看板はとても大切です。

なので、使える肩書はなんでも使うというのは大事な考え方だと思っています。

確かに、人生はそんなに甘くないので肩書だけでは生きていけません。その後に実力が伴って結果を出せることが必要です。

では、そもそも、その実力はどこで身に付けるのか?100%必ず実力が身につくとは言い切れないにせよ、自分として納得できるのは、自分が望む職業や業界、そして企業とポジション=「肩書」で働くことでしょう。つまり肩書は超重要です。

卵と鶏ではないですが、良い肩書でいた方がチャンスが来やすいに決まっています。チャンスさえ与えられず不満を持つ方々のその直感は正しいと思います。

世間は理不尽なのです。

肩書(ポジション)→成長→実力が付く→新しい肩書(ポジション)

このような順番です。最初に肩書を取りそびれると、成長と実力を得るにはとても苦労する可能性があると思います。最初の肩書が良かった人は、その後、自分が頑張ったから、自分を成長させ、自分で実力をつけたと言い張ります。

本当にそういう人もいるでしょうが、少なくとも僕は、「周りに育ててもらえた幸せ者」という謙虚な気持ちを忘れない様にしています。肩書が僕を成長させた部分は相当あると思っています。

ひとまず、肩書は超重要ということです。

理想と現実

それでは、最初の肩書がそこそこ以上、あるいはかなり良いものだとして、その次の肩書は、どのような形であると望ましいでしょうか?

例えば、超有名企業の係長に30歳前後でなったとしましょう。その次にどんな肩書があったら良いでしょうか?もちろん、それは個々人の価値観に委ねられる話ですので正解はありません。

しかし、リスクヘッジとして、肩書を複数持ちたいとは思うでしょう。

理想としては、超有名企業の社員として肩書はどんどん上げつつ(つまり課長になり部長になっていくということ)、ベンチャー企業の起業やスタートアップの役員として働いて成長と実力を加速させるのが、欲望に正直なところでしょう。

しかし、超有名企業の係長にはなれても、そこからベンチャーやスタートアップを並行させる人は、今後も一部にとどまる様な気がします。逆(ベンチャーをやって、大手企業の社員もやる)もまた簡単ではないのでないでしょうか?

まず、そんな超人的に働ける人間は一部です。いくら働き方改革で、在宅勤務と定時退勤になったとしても、週に5日フルタイムで働いている限り、そうとう頑張らないとしんどいです。

なにより多くの会社員は、そういう教育は受けていません。

ここが最大の問題です。

会社では、誰も複数の肩書で働くことを教育していません。本人の意思はもちろん大事ですが、先程の通り、教育を受ける環境(複数の肩書を持つことについての教育を受けれる環境)もかなり大事なのです。先ほどは、教育を受けれる環境を前向きな意味で使いましたが、良い面ばかりではありません。

先輩社員や上司に複数の肩書を持ち副業している職場など、まだまだ少数派です。まして、会社全体としてそういう教育体系あるいはカルチャーが醸成されているレベルには至っていないのではないでしょうか?

結局のところ、男性の育休取得問題と同じで、時代の要請やそれに応える仕組みがあっても、それを使い倒せる人、それを使い倒したロールモデル、使いやすい文化、こうした要素が成立していないとうまくいきません。

会社員は悪く言えば、教育を施す必要があります。

なので、会社員が複数の肩書を持つ時代はもう少し先の様に思います(もちろん、一部の人は違います、そう言う人は勝手に複数の肩書を持ち始めると思います)。

あ、ちなみにこんなに語っておいてすいませんが、僕の会社は副業禁止です。

肩書を複数持たずに稼ぐ

なので、このnoteも匿名で書いています。副業が解禁されたら実名にしようと思っていますが、もちろんその時は、今の会社の肩書をフル活用するつもりです。

僕のアットオープンというペンネームは不要になります。

はっきり言って、今の肩書に磨きをかけた方が(つまり、有名企業で出世して、そのことを世の中にアピールする)、それ以外の仕事やコンテンツでも稼ぎやすいだろうなと思っています。

特に仕事をひとつのコンテンツ作りと捉えた時には、肩書はブランド足り得るように思います。ここでもまた肩書は重要です。

複数の肩書があること自体をブランドにすることもできるかもしれませんが、今の肩書がある程度良いものであれば、あえて新しくブランド構築するメリットは少ない様に思います。

ということで、また。

#日経COMEMO #肩書を複数持つ必要ありますか

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