再び常設展を訪ねて -丸亀市 猪熊弦一郎現代美術館
9月某日。高松駅から、
丸亀へ。
丸亀駅のすぐ横、丸亀市 猪熊弦一郎現代美術館。約1年ぶり。
アーティスト、猪熊弦一郎とは
美術館そのものも、やさしげな雰囲気に満ちている。
「GETA」のモニュメント
常設展は2階。階段前のこのモニュメントに、まず癒される。
階段が写りこむ、この位置から眺めるのが好きだ。
「人や動物や者々」
長い人生を送った作家の、数多い作品から選ばれた常設展は、いつも見ごたえがある。
はじまりはいつも、自画像から。
そして、距離感のない鑑賞環境。
作家が愛した、小さきものたち。
絵画は、その時代のトレンドを取り入れながら、ひたすらモダンだ。
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暗い時代は、時代の表現を纏いながら、やっぱり絵のなかに。
現代アートを愉しむ、展示室B
吹き抜けの展示室Bの作品たちは、わたしのなかの「猪熊弦一郎 現代美術館」のイメージだ。
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「猪熊さん」は1993年死去されている。90歳。その数年前に描かれたこの作品たちの、みずみずしさ。
作品を観るごとに、作家の先見性、懐の深さのようなものを感じる。まさに「心の病院」。
公式ウェブサイトの中に、2021年に刊行された『MIMOCA開館30周年 どこにもない美術館をめざして』という冊子の情報があり、このページからダウンロードできる。
同冊子によれば、猪熊さんは亡くなる2日前まで、ここに滞在していたという。
旅先から、電車に乗って訪れたくなる場所。