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【写真】快晴,東京. その11 まさかの東京ゲートブリッジ再訪,サンセット
まさか、2日連続で東京ゲートブリッジに行ってしまうとは思わなかった。
その前の日は富士山のシルエットと、もの言いたげな満月と対面するという体験をしたばかりだったけれど、
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本数僅かなバスを、それと気づかずに逃して肝心のサンセットを見そびれたことが気になって仕方なくなっており…。
新木場駅から、バスさえ逃さなければ20分ほどで到着できる。平日15時台のバスは15:00発と15:26発の2本。Google検索すると26分発のほうなら間に合いそうだった。「本当に?」と呆れつつも、カメラを持って出発。
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■富士山、月とトレードオフ?のサンセット
16時前に若洲キャンプ場に到着。運河へ。ちなみに前日は、運河越しにくっきりと、こんなシルエットが望めたのだけど、
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富士は厚い雲の向こうだろうか。
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橋の南側には釣り人たちと、こんな感じの工場の風景。
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夕陽の位置を確認しながら、よさそうな場所を探して橋をくぐった。
■橋の中央に沈んでいく太陽
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明るい陽を受けて、橋がキラキラと反射する。最後の光、という感じの神々しさは、陽の入りの30分前くらいが最も楽しめるかもしれない。
橋の中央に陽が入るような場所を探して、さらに進む。ひとりだけ、超大型のレンズを装備したカメラ(手持ちで撮るのは辛そう)を三脚にセットして連写している人がいたので、おそらくその周辺がいい感じなのだろう。
その人を追い越し、離れた場所の石の上に陣取ってみる。
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雲にいったん隠れた太陽が、再び現れるまで待つ。旅客機がいい感じに飛んでくる。
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こんなふうに、太陽の輪郭がはっきり見えるようになり、観ていて辛くない明るさになると、日没間近だ。
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地平線には建物があったり雲に覆われていることも多いので、日没時間の10~15分前には太陽が隠れてしまうことが多い。
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そしてラストカット。
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■好きだから出かけてしまう
満月の翌日だというのに、月の気配もなく、その日は静かに日暮れていった。16:48発のバスに乗るべく、来た道を戻る。滞在1時間弱。
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岩場の釣り人以外は、付近に住んでいるであろう通行人がまばらに通るだけの寂しい道を戻りながら、自分の行動が可笑しくて笑ってしまう。なぜわざわざ、交通費までかけてこの場所に? しかも2日連続で?
でもその答えはわかっていて、好きだからなのだ。理想的な環境で展示されているモネの絵を観るためだけに、わざわざ香川県の直島まで足繁く通ってしまう構造とそれはまったく同じで、主に太陽がもたらす環境に全く同じというものがなく、同じものでも今日は違う観方、感じ方をもたらしてくれるかもしれない、その期待と高揚感が、わたしの足を向かわせる。
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そして、それができることを幸せに思う。