全身に香りを纏う -ISSEY MIYAKE LE SEL D’ISSEY: Imagination of Salt @ 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(-9/8)
某日、乃木坂から六本木。
"香りのインスタレーション"で新作香水を全身に纏う
会場の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3が見えてくると、
突然、霧?とともに、ほのかに何かが香ってきた。
新作のフレグランス、「ル セルドゥ イッセイ」。主張しすぎない、しかし気持ちを鎮静化させるような、みずみずしい香りだ。
冷たいミストとなったそれを全身で楽しんだ。なんて自然で、粋なプロモーションなのだろう。
このインスタレーションは、フレグランスボトルをデザインした、デザイナー/アーティストの吉岡徳仁氏によるもの。
「水」から30年、「塩」の香りを表現
「水」の香りを表現したフレグランス「ロードゥ イッセイ プールオム」の発表から30年を経て、新作のテーマは「塩」だ。
香りが存在しない「塩」の香り。イマジネーションの積み重ねだ。
ふしぎな球体が目に留まり、ギャラリーの方に促されて手に取ると、
それは蓋で、奥底に白い粒子が見えた。
こちらは「ル セルドゥ イッセイ」の香りの粒だ。顔を近づければ、ミストで纏ったのと同じ香りが、さきほどよりはっきりと香ってきた。
香りとともに時を過ごす
建物そのもののデザイン性が高く、居心地のいい空間。プロモーション動画(撮影不可)を愉しんだ。
ここでは、すべてが絵になる。
再び香りを纏い、現実の世界へ
帰りは再び、香りのインスタレーションを纏って会場を後に。
全身からまだほのかに漂う、残り香とともに。