映画「幸せなひとりぼっち」と「オットーという男」とスウェーデン菓子「セムラ」

Saabが出ているということで、2015年12月25日スウェーデンで公開された映画「幸せなひとりぼっち」を観て、思わず涙をもらってしまいました。

偏屈な嫌われ者のおじいさん役なのですが「59歳」ということにのけぞってしまいました。
嘘でしょ。私もそうは変わらない年齢じゃないか!側から見たら私も同じなのか?!街で嫌われてるのかもしれない。何よりSaab乗ってる時点で偏屈なのか?!他人事ではない目線になってます。もう人生の時間は残されていないのかー。

主人公の父親がSaab92を持っていて、珍しい96のエステートや、99、900さらに9000、9-5を買おうとカタログを持っているなど歴代Saabが出てくること、ボルボに乗る友人が出て来たり、車好きというかSaab好き目線でハッキリ言いましょう。最高の映画でした。

U-Nextだと追加料金なしで見られます。

一方、「オットーという男」は2023年トム・ハンクス主演のリメイク版です。

若き日のオットーの回想シーンを、トム・ハンクスの実の息子トルーマン・ハンクスが演じている意味ではトム・ハンクスにとって大事な映画だと思います。

以前、トム・ハンクスは「ターミナル」という空港から出られなかった男の物語「ターミナルマン」をリメイクして大ヒットしましたね。私も珍しく映画の記事を書かせていただきました。

トム・ハンクス版は、Saabの代わりにシボレーだったりしましたが、時間枠が短かったのかクルマ愛という感じは薄くなっていました。

BMW Z3の代わりにTOYOTAセリカGTコンバーチブルが出てきたり「翻訳」ぶりが楽しかったりします。

原作では「ミルフィーユ」と言っていたケーキが、スウェーデンのイースターに食べる「セムラ」というマリトッツオみたいな見た目のケーキになっていました。「セムラ」にそそられます。

イースターの40日前がセムラの日らしく、こちらで詳しく説明してくださっていました。

GWの今は難しいでしょうが、時期には六本木の北欧料理リラ・ダーラナさんで食べられるかもしれませんね。

時期には逗子のスウェーデン菓子のリッラ・カッテンさんでも手に入りそうです。

もっと言うと2023年の時期にはIKEAさんでも販売していた記事が残っているので期待です。

「幸せなひとりぼっち」の出来はすごく良かったですが、近親者のそして自分の死と向き合う苦しさがあります。そういう意味で同じくSaabが出て来る「ドライブマイカー」は妻の死と向き合う感じがとても間接的に描かれている気がします。




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アラン藤島
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