見出し画像

見た目重視というかなんというか

購入して一夜明けました

祭りのあとのように夢から醒めた自分がいます

昨夜は福岡県からフェリーに乗りたかったのですがおやすみで、自走をはじめました

神戸まで行きたかったのですが、広島で力尽きました

前日からほとんど寝ておらず、祭りの前で落ち着いていなかったので歩みが止まり

泥のように眠りながら悪夢を見ていました

手に入れる前と手に入れた後でこうも印象が変わるものか

サーブ900カブリオレが手に入れてからジワジワと喜びを感じさせてくれるのに対して

Maserati 3200GTは、もっと程度の良い一台を買っておけば良かったという反省ともつかない気持ちに苛まれ続ける夢でした

もし、すでに見えている不具合がもっと酷かったらどうしよう

まだ見えないコストに安物買いの銭失いをやってしまったような後悔している気持ちに苛まれています

己に無い美しさに惚れた美女に貢ぎ、結局全てを捧げた挙句、美女は離れていく

そんな美女に手を出してしまった感じ

とはいえ手に入れたのは事実

現実を受け止め、この美女と自分との付き合い方、折り合いを付けて、関係を作っていくほかありません

サーブ900カブリオレは美女のオーラは薄くとも、なんというか一緒にいて離れがたい気になる

3200GTはどこまで入れ上げても一方通行の愛になるのが見えている

ドライビングフィールとか何かよりも主に見た目を満足させる美しさ、維持しつづけると次々と起きるデスフラグにいつ音ををあげることになるか、自分の中のマゾ的感覚はどれくらいかを試されることになる予感がします

私はそんなに我慢し続けるのは得意じゃないので、そう遠くない日にお別れが来るかもしれない

いつ私の力が尽きお別れが来ても仕方ないと意識しながら、ジョルジェット•ジウジアーロ氏とイタルデザインにいたサンティッロ・フランチェスコ氏らがデザインし、エンリコ•フミア氏ら現代に名を馳せた方々の造ったなかば動く芸術品を見れる喜びを噛みしめ、その一瞬一緒を大切にする

そんな気持ちで接すれば、一日が一週間になり、一ヶ月、半年、一年、二年、三年、ひょっとしたら十年後、二十年後も一緒にいてくれるのかもしれない

出会って付き合い始めたその日に別れを意識したのは初めてのような気がします

ものすごくくたびれていても私にとっては魅力的に感じられた一台でした

道の先に見える虹🌈に手が届かないのと似ているのかな

幼い頃、スーパーカー消しゴムの中にもいたMaseratiたぶんボーラだったと思います

ランボルギーニ カウンタック、フェラーリ512BB、ロータス ヨーロッパらと並ぶと脇役に見えていました

しかし

Maseratiというメーカーは、ものすごく大人を見ていたので子供の頃の自分には分からない大人の魅力、色気があるメーカーでした

その片鱗に触れられたことは喜びです

ボーラやメラク、カムジンや初代ギブリにはなかなか手が届かないものの、もはや軽自動車を購入する価格で一応走る3200GTを手に入れました

たぶん今回の価格でなければこのはしごに手を掛ける気にすらなかったですが、「憧れ」としてあったものに触れられた瞬間です

この先どうなるかを案じるよりも、まず今の幸せを感じることが大切です

いいなと思ったら応援しよう!

アラン藤島
サポートいただきありがとうございます。自分の記事がみなさまの生活の豊かさに少しでも役に立てたら大変嬉しいです。

この記事が参加している募集