又吉さんの「火花」
今さらながら読みました。
めちゃくちゃ面白かった。
「笑い」と「文学」の融合って感じで、ニヤニヤしながら読んでました。
人間を繊細に書いているのに、笑いがあるから重くなり過ぎない。
流れるプールに浮かんでるみたいに読める。
不器用な生き方で融通もきかないけど、そこにある「当たり前」に憧れるし、羨ましさを感じる。
書かれてない部分の感情も、丁寧に人間を描いてるからわかりやすいし、そうだよなって納得も出来る。
役者をやってた自分と重なる部分もあって、色々と感じる事も多くて、気もちわかるなぁって思ったりして。
何も特別な事じゃない世界で、それぞれ普通の人間が人間らしく生きてる話でもある。
自分の信じてる物って正しいんかなぁ。
1回、又吉さんと話してみたいなぁ。