🟢🟡【宗教】日本でイスラム教徒として思春期を迎えること

☀️ある日
娘「ナマーズ(礼拝)したくない。私は日本で生まれ育ったから、日本っぽいことがしたいの。」
私(母)は3歳から18歳までキリスト教の世界にいたから、日本人として少数派なのが当たり前だった。神道や仏教や無宗教の世界を「当たり前」で、自分を常と異なるなんて思ったことがなかった。娘と私の違いはなに?

私「私も日本らしいのが好きだよ。着物を着て礼拝したいと思ってる」
娘「ふん。」

🌙ある夜
娘「私、やりたい髪型があるんだよね。でも似合わないの。髪がフワフワで目が大きいから」軽く泣きだす。
娘の父(外国人)はもちろん、娘の髪や目鼻立ちが自分に似たことを喜んでいる。第一言語を共有できず、信仰も継承できるか危うい中で。

髪が「フワフワ」なのは娘によると父親だけでなく母親(私)の遺伝でもある、と恨み言を言われたりする。

私「思春期らしい悩みだね。」
娘「そうよ。思春期なんだもの。」お母さんは共感してくれない、と。
私「そういう悩みはアッラーに話せばいい」
娘「アッラーに話したところで、アッラーは私の望みを叶えてはくれないでしょ。」
私「うん、でも聞いてくれる。」

難しいね。思春期の悩み、アイデンティティーや容姿の悩み、信仰の悩み。
親としてどこまで口を出すか、それも私にとっては悩み。

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