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【活動報告】「学校図書館整備のための予算化に関する請願」が丹波市議会本会議において「採択」されました!

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〇たんば社会教育士コミュニティ初の請願である「学校図書館整備のための予算化に関する請願」が、丹波市議会本会議において「採択」されました!


9/30開催の丹波市議会本会議において採決が実施されました。

結果は「採択」でした!

9/25の総務文教常任委員会では「部分採択」でしたが、本会議のおいてすべての項目について「採択」となり、正式に「採択」という結果になりました。

今後、丹波市内の小中学校の学校図書館の充実に向けて、図書購入費の増額、学校司書の配置、図書システムの導入が進んでいくことを期待しております。


(請願事項)

1.予算編成に当たっては、第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」に基づく学校図書館図書の購入費、学校司書費について、必要な予算確保をしていただきますようお願いいたします。
→ 採択

2.学校司書の配置については、学校図書館法を遵守し、中学校区ごとに配置するなど段階的な配置の検討をしていただきますようお願いいたします。→ 採択

3.学校図書館システムについては、子どもたちがタブレット等で自ら図書を探すことができ、多角的なものの見方ができる教育環境を整えるとともに、教職員の負担軽減にもつながることを考慮して、導入に向けた検討をしていただきますようお願いいたします。
→ 採択


〇9月12日には、 丹波市議会総務文教常任委員会に参考人として出席しました。

代表の蔦木伸一郎が、9月12日の丹波市議会総務文教常任委員会に参考人として出席しました。8月に丹波市議会に提出した「学校図書館整備のための予算化に関する請願」の意見聴取が目的です。

当日は紹介議員の前川進介議員の一緒に、委員(議員)のみなさまの質問に回答しました。学校司書の必要性や丹波市内の学校図書館の現状についての質問や見解などについて尋ねられました。

https://note.com/aar_tamba/n/nf51c51a96b69

・詳細はこちら


〇「学校図書館整備のための予算化に関する請願」の詳細はこちらをご覧ください。

〇請願内容

(請願の趣旨)
文部科学省は、学校図書館整備に関し、令和4年度から令和8年度を対象期間とする第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」を策定しました。公立小中学校等の学校図書館における、学校図書館図書標準の達成、計画的な図書の更新、新聞の複数紙配備、学校司書の配置拡充を目的としており、本計画に基づいた総額2,400億円の地方財政措置が地方交付税により講じられています。丹波市においては、地方財政措置が十分に活用されておりません。図書購入費は1学級あたり4万700円、また、学校司書費は、配置1校あたり115万7,000円が地方財政措置されます。学校図書館が果たす役割や丹波市内の学校図書館の現状を踏まえ、子どもたちの知る権利や学ぶ権利を保障し、教育環境を充実するために、学校図書館整備のための予算化を請願します。

① 学校図書館が果たす役割
学校図書館は、児童生徒の創造力を培い、学習に対する興味・関心等を呼び起こし、豊かな心をはぐくむ、自由な読書活動や読書指導の場である「読書センター」と、児童生徒の自発的、主体的な学習活動を支援するとともに、情報の収集・選択・活用能力を育成して、教育課程の展開に寄与する「学習・情報センター」としての機能を果たす施設です。 さらに、昼休みや放課後に、教室内の固定された人間関係から離れ、児童生徒が一人で過ごし、年齢の異なる様々な人々とのかかわりを持つことができる、子どもたちの「心の居場所」としての機能を期待されています。公共図書館とは違い、学校図書館がすべての児童にとって自らの意思で利用することができます。そのような機能を期待される学校図書館を担う専門人材が学校司書です。公立小中学校における学校司書の配置率は、小学校では72%、中学校では71.4%です(文部科学省 令和5年度公立学校における学校司書の配置状況に関する調査)。

② 丹波市の学校図書館の状況
最新の情報を記載していない古い図書が多数保有されている状況です。市内の小学校では図書購入費が、年間約10万円(児童数100名未満)、年間約16万円(児童数100名以上150名未満)という学校があり、全国平均の46.8万円(全国学校図書館協議会調べ)と比較しても、大変低い水準です。新しい図鑑を購入できず、20年前に発行された図鑑を現在でも使用しているケースが存在し、子どもたちは古い情報が掲載された図書を利用しています。1冊当たりの図書平均単価は小学校1,928円(全国学校図書館協議会調べ)で、図書購入費が年間10万円の場合、購入できる図書は約51冊です。
学校図書館の運営においては定期的な図書の点検や除籍をする必要がありますが、校内組織の設置、図書の選定基準及び廃棄基準の策定がされていない学校が多く、教職員のみでは定期的な本の点検や除籍作業を始め、学校図書館の適切な運営が困難です。

平成26年度に改正された学校図書館法において、学校司書配置の努力義務規定が追加されましたが、丹波市内のすべての小中学校には学校司書が配置されていません。昨年度、市内のNPO法人が実施したアンケート調査によると、小学校では21校中16校(約76%)が「学校司書の配置が必要」という回答をしました。

図書館システムが導入されていない小中学校が多く、蔵書や貸出状況の把握が十分にできていません。1人1台のタブレットを用いた情報活用教育との連動が難しいともに、学校間や公立図書館との連携ができず、お互いの蔵書状況に合わせた図書の購入や相互貸出が難しい状況にあります。また、貸出状況や傾向を把握することに手間がかかり、図書の選定や廃棄作業においても余計な労力がかかっています。

(請願事項)
1.予算編成に当たっては、第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」に基づく学校図書館図書の購入費、学校司書費について、必要な予算確保をしていただきますようお願いいたします。

2.学校司書の配置については、学校図書館法を遵守し、中学校区ごとに配置するなど段階的な配置の検討をしていただきますようお願いいたします。

3.学校図書館システムについては、子どもたちがタブレット等で自ら図書を探すことができ、多角的なものの見方ができる教育環境を整えるとともに、教職員の負担軽減にもつながることを考慮して、導入に向けた検討をしていただきますようお願いいたします。

https://note.com/aar_tamba/n/nc0f103fd4806

※同様の要望書を丹波市長・丹波市教育長宛に提出しております。


〇請願・陳情はどなたでも出すことができます!

市政に関する要望は、請願(陳情)としてどなたでも直接市議会に提出することができます(個人・団体でどちらでも可)。ただし、請願には、1名以上の紹介議員が必要です。

丹波市ホームページ




〇たんば社会教育士コミュニティとは?

たんば社会教育士コミュニティは、「子どもも大人も共に学び合い、育ち合う、誰もが楽しく参画できる社会をつくる」をミッションとして、兵庫県丹波市・丹波篠山市を中心に4月1日より任意団体として活動をしています。


たんば社会教育士コミュニティでは、「社会教育士」や「社会教育による地域コミュニティの基盤形成」等に関する講演や研修会の依頼や対話の場・熟議の場のファシリテーションの依頼を承っております。
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