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【読書感想文】そして花子は過去になる
『そして花子は過去になる』 木爾 チレン
先日、別の用事で本屋に行く事があり、その時に本棚で見つけて一緒に買った本。
表紙がとても可愛らしくて気になって、早速読んでみた。
ネットゲームの中で繋がる世界線。
純粋な恋愛物語だった。すぐに読み終わってしまう。
過去のトラウマから一歩も外に出ることが出来なくなってしまった花子。
ゲームアプリの中で出会った蓮に恋をしてしまった。
蓮に会いたいのに外に出ることができない。
花子はたまに意識を失ってしまうが、その間にもう一人の花子が蓮と実際に会っていることに気付く。
花子は自分には全く身に覚えがない。一歩も外へ出ることが出来ないはずなのに。
こういう純粋な恋愛物語をたまに読むのもいいかなと思った。
いつも本を読むときはだいたい長編を読んでいるので、恋愛短編集(短いわけではないけど)を読んだような気になって、ほっこりできた。
最近は恋愛系あんまり読んでなかったもんなぁ。
余命10年とか以来かな。
恋愛ものって深く考えずに気の向くままに読めるから、読み終わった後もいい余韻に浸れる。
また気が向いたときや長編読み疲れた時に、この方の本を読んで見ようと思った。