排卵痛ってどんな痛み?
排卵痛の痛みを感じたことはありますか?
いつ、どんな痛みが排卵痛なのか🤔感じたことが無い人もいるでしょう。
今回は排卵痛についてお伝えします🧚🏻
1.排卵とは?
排卵は、卵胞の壁が破れて卵子が腹腔内に飛び出すことを指します。
卵子が放出されると、卵管から子宮へと移動していきます🧚🏻
正常月経周期では、排卵は生理の開始からおよそ14日で起こるといわれています。
月経周期についてはこちらをどうぞ💁♀️
2.痛みはある?
ほとんどの場合、毎週期の排卵にて痛みを感じるということはありません。
2009年の英国病院医学ジャーナルでは、
『女性の約半数が生涯に排卵痛を経験し、約20%が毎月不快感を感じている。』
『ほとんどの女性は、痛みは鈍く、数時間から数日続く。また、月経周期の中間点付近で突然の鋭い痛みを感じている人もいる。』
という報告があります。
排卵痛があり下腹部に不快感を引き起こす場合もありますが、痛みが酷くなく、数時間〜数日で落ち着くものは、心配いりません🧚🏻
3.なぜ排卵痛がおこるの?
排卵痛が起こる理由は、以下のものではないかといわれています。
・卵巣の腫れ
卵胞期に卵胞が大きく成熟すると、それに合わせて卵巣も腫れたような状態になります。すると、下腹部が刺激され、広い範囲でチクチクとした痛みが起こります。
・女性ホルモンの排出
排卵のために分泌されたエストロゲンは、排卵直後に排出されます。そのタイミングで、下腹部に強い張りが起こります。
・排卵時の出血
排卵の時には、卵巣の表面がわずかに傷つき出血を起こすことがあります。それにより、卵胞内や腹膜が刺激されると痛みを感じることがあります。
それ以外にも、以下の理由が挙げられます🧚🏻
・子宮または卵管が痙攣するため
・排卵時、卵胞が破れるため
・体温低下による冷え
・血流の悪さ
4.排卵痛で気をつけること
排卵中に経験する痛みは軽く、短期間でおさまります。
もし極度の痛みや不快感を感じている場合は、子宮内膜症などの可能性があります。
子宮内膜症は一般的な原因の例ですが、その他の以下のような可能性があります。
卵巣嚢胞または子宮筋腫
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
卵管の感染症
※排卵の前後に数日以上の大量出血があったり、発熱または強い痛みが発生した場合には、原因となる疾患がある可能性もあるため、婦人科にて医師に相談してください。
5.妊娠を希望している人へ
排卵は妊娠を希望している人にとって大事な過程です。
排卵痛は、お腹の中で卵子を放出する準備をしているサインの1つともいえます。
排卵のタイミングは、排卵痛以外に
・子宮頸管の粘度
・基礎体温(BBT)の変化
でも知ることができます。
体調の変化に注意を払い、上手にタイミングをとれるといいですね🧚🏻
おりものについてはこちらをどうぞ💁♀️
基礎体温の変化は後ほど記事にまとめますね🧚🏻
6.排卵痛の対策
・イブプロフェンなどの抗炎症薬
不快感を軽減するのに役立つ場合があります。
・お腹を温める
腹部を温めたり、暖かい布をかけましょう。温かいお風呂もいいかもしれません。
・休息をとる
リラックスすることは、症状を和らげるためにベッドに横になってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!🧚🏻