生理のしくみ、知ってますか?
あなたは「月経」についてどのくらい知っていますか?🧚🏻
女性なら経験するものですが、意外と「どんなメカニズムかなんて考えたこともない🥺」って思っていませんか?
この記事を読んで、自分のからだの中に目を向けて、今なにがおこっているのかを考えてみてください🧚♂️
正常な体のリズムを知ることで、自分自身の特徴を理解したり、異常のサインをキャッチすることができます。
自分自身を知ることは、自分を大切にすることに繋がると思います🧚♂️
ということで今回は、月経についてお話ししたいと思います!
1.月経とは
女性医学によると、女性は思春期を過ぎて更年期に入るまでの間、「性成熟期」という生殖可能年齢にあたる期間があります。
およそ18歳から45歳までの約30年間と言われています(初潮から閉経までは40年くらい)。
その間は、赤ちゃんを迎えるため、約28日周期で排卵を伴う月経がおこります🧚♂️
〜大まかな流れ〜
精子と出会うために卵子が卵巣から巣立つ
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受精卵を育てていくため、子宮内膜が厚くなる
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妊娠が成立しなかった場合
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子宮内膜が必要なくなり、はがれ落ちる
この流れを1周期として、初潮から閉経までの間、繰り返します🧚♂️
2.月経周期
正常月経周期は、排卵の前後で卵胞期と黄体期に分けられます。
あるいは、子宮内膜の増殖期と分泌期に分類されます。
卵胞期 ➡︎原始卵胞が成熟していく
排卵 ➡︎主席卵胞から卵子が発出
黄体期 ➡︎排卵後の卵胞が黄体•白体へと変化する
月経 ➡︎不要になった子宮内膜が排出される
3.月経のメカニズム
月経は、ホルモンの影響を大きく受けます。
順番にみてみましょう🧚🏻
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まずはこのホルモン、
ゴナドトロピン放出ホルモン(以下GnRH)
これは、脳の視索前野・視床下部の内側基底部に分布するGnRHニューロンで生産されます。
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すると、脳下垂体がそれを受け、
卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)が生産されます。
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そして、血流にのって卵巣まで移動していきます。
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卵巣では、FSHの刺激を受け、いくつかの原始卵胞が成長をはじめます。
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卵胞は、成長していくとエストロゲンとインヒビンBを分泌します。
エストロゲンは、子宮内膜の増殖と、頸管粘液の分泌や膣上皮のケラチン化を促します。
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そして、血中のエストロゲン値が200〜300pg/mlに達すると、ポジティブフィードバック機構が作動し、LHサージが起こり、排卵を誘発します。
また、インヒビンBは、選択的にFSHの分泌を抑制します。
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インヒビンBの影響を受けて、FSHの血中濃度は低下。それにより、1つの主席卵胞の成熟が進みます。
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成熟した主席卵胞から排卵がおこります。
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排卵後は、卵胞の顆粒膜細胞が黄体化し、エストロゲンとプロゲステロン、およびインヒビンAの分泌を開始します。
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プロゲステロンは、子宮内膜に作用して受精卵が着床しやすい環境に腺の発育を促します。
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妊娠が成立しない場合には、黄体が退縮し、子宮内膜の維持ができず、月経となります。
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このように、様々なホルモンが影響して、月経がおこります🧚🏻
「いまはどんどん卵胞が成熟していってる時期かな」とか
「いまは生理前だから、子宮内膜が厚くなっているかな」とか。
自分のお腹の中でなにが起きているのかを考えてみてください🧚🏻
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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