ぐりと、ぐらと、ネパールと
子供の頃、大好きだった「ぐりとぐら」。
そんな子どもの頃大好きだった本を世界の子どもたちに届ける方法があるのをご存知ですか?
今回わたしが利用させて頂いたのはESAアジア教育支援の会。ここでは、本の翻訳ボランティアを募集しています。
翻訳ボランティアとはいっても、語学が堪能ではないわたしでも参加できる翻訳ボランティアです。
HPより「ESAゾウさん文庫」の応募フォームに従って申込みを行うと、郵送にて翻訳絵本のセットが届きます。
(翻訳絵本の料金や送料負担等支払いが発生します。)
今回私に届いたのは「ぐりとぐらのえんそく」
翻訳する言語はネパール語でした。
(必ずしも本は「ぐりとぐら」シリーズという訳ではなく、どの本になるかは問い合わせてみないと分からないようです。)
送付されるセットの中には、本、翻訳絵本の作り方、あいうえお表、翻訳シール等があります。
人生で初めて、まじまじと見つめるネパール語。
文字を見分けて読むのが難しそう!
まずは、日本語で「ぐりとぐらのえんそく」を堪能。
絵がかわいい。
あと、ぐりとぐらがすぐに歌っちゃうところがかかわいい。もくもくと、久しぶりに絵本を一人で読みました。
日本語で絵本を楽しんだ後は、ネパール語の翻訳シールをカットして、翻訳絵本の作成スタートです!
1から辞書を引いて翻訳するのではなく、既に翻訳されたシールを日本語の文字の部分に貼って翻訳絵本を作成していきます。
翻訳された文字の周りは、線で区切られているのでその線を目安にシールをカットし、日本語が隠れるように調節して貼っていきます。
(内側1mm程度を目安にカットして下さい。という指示がありますが、これを守らないと日本語が見えてしまったり、切り取り線が残ってしまったりするので要注意です。)
翻訳シールは一気にカットせず、ひとつひとつ確認しながら切り貼りしていきます。大まかな手順は以下の通り。
最後に、メッセージシールを作成します。
名前とメッセージを記入後、背表紙内側に貼ります。
これで翻訳絵本の完成です!
ESAは「教育こそが子どもの未来への道」をモットーに教育支援を行っているNPO法人です。今回私が作成した翻訳絵本は、インド・ダージリンの紅茶農園や農村の小学生たちに贈られるそうです。
子どもの頃に出会った本は、大人になってもずっと心にあたたかさをくれるような気がして、私は今でも「ぐりとぐら」シリーズや林明子さんの絵本(「コンとアキ」「はっぱのおうち」「きょうはなんのひ」等)が大好きです。
この絵本が子どもたちにとっても大好きなもののひとつになるといいな。