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カナダ留学日記87 中古書店BMV

私は本が大好きである。読書も好きだが、「本」自体が好きだ。読まないくせに、見た目が好みだからと買った本もたくさんある。だから、本屋さんや図書館で本に囲まれているのがとても心地良い。将来は、こじんまりとしてて、暖かくて、本がびっしり詰まった本棚に囲まれた部屋で暖炉に当たりながら紅茶を飲みつつ本を読む・・・・・という生活を夢見ている。

去年、語学学校に通っていた時はひたすら学校近くの図書館に通い、絵本から大人向けの本まで読む習慣をつけていた。お金がないから、タダで本が読める図書館は本当にありがたかった。

しかし、帰国直前になって、日本でも洋書が読みたい!となったため、急遽帰国中に読む本を買いに行くことにした。一番メジャーなブックストアはIndigoというチェーンで、ここでは大好きなミュージカルのスクリプトを注文したりしていた。しかし、本を買うとなると難しい。内容がわからない。もしも自分に合っていない本を選んでしまった場合悲惨だ。日本語だったらそれでも無理やり読める。でも、英語ビギナーの私にとっては、「面白い」というモチベーションがなくては読了は難しい。

やはり、あらかじめ読んだことがある、内容を知っている本がいいだろう。例えばハリーポッターだ。日本人作家で海外でも手に入りそうなのはやはり「村上春樹」である。しかし、Indigoでは見つけられなかった。しかも見つかったとしても高い。3000〜5000円くらい普通にする。

というわけで、私は中古書店「BMV books」で本を買うことにした。
今のところ私が知っている場所は、去年通っていた語学学校の近く(Eglinton駅)と、ダウンタウンのDundas駅、チャイナタウンのあるSpadina駅の近くである。私はこれらのお店を回って、ハリーポッターの1作目と2作目、村上春樹の本を3冊購入した。大出費である!

「ハリーポッターと賢者の石」は、語彙が難しくて最初は苦戦したが、内容を知っているため、カナダにいる間にそれほど行き詰まらずに読むことができた。2作目の「秘密の部屋」は日本で読もうと思って手を付けなかった。

村上春樹は、「海辺のカフカ」「ノルウェイの森」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を購入。帰国直前だったので、一番好きな「ノルウェイの森」だけを持って日本へ帰った。

中古でも1000〜500円くらいする

リゾートバイトをしながら「ノルウェイの森」を読み切り、ニートとして過ごした8月は「ハリーポッターと秘密の部屋」を読んで過ごした。

「カフェで村上春樹の洋書を読む」という最強におしゃれすぎる行動をしてしまった


さて、今現在。私はカナダのカレッジに通いつつ、寝る前の15分くらいで「海辺のカフカ」を1チャプターずつ読むようにしている。

しかし、読んでいる本があっても、他の本が気になってしまうのが私の性。この間の休みに、久しぶりにBMVに行ってきた。


最寄りの駅まで30分歩いてきた

地下鉄に乗り・・・1時間くらいでSpadina駅に到着。遠い!
久しぶりだな〜と歩いていると、広場に人混みが・・・

本が置いてある!?

なんとFree Bookが置いてあったのだ。気に入った本があったら誰でも何冊でも持ち帰っていい。

嬉しい!!

私も2〜3冊本をGET。読めないけど図がいっぱい入ってたり、表紙が良かったりしたものをもらった。いつかきっと読む!!多分!

すでにカバンは重くなったが、目的のBMVへ。
手前に大麻屋さんがあっていかにもカナダだな・・・という感じ。

この時点で夕方18:00くらい
まだ結構外が明るい

結局この日は何も買わず、店を一周して終わった。ここが一番大きい店だと思うのだが、ハリーポッターが全然置いていなかった。村上春樹もなかった。品揃えは偏っているのかもしれない。



しばらくして、Eglinton駅まで行く用事があったので、ついでにこちらのBMVに寄った。


まずは2階の子供向けコーナーへ

手前は大人向けの本もある

大麻は薬・・・・すごい本だ!
ハリーポッターの棚ー!充実してる
同じ本(賢者の石)が色違いでたくさん・・・!?


なんと各寮のカラーでバリエーションがあるのだ!すごい!

SFコーナーへ移動

アシモフがたくさん!
私の好きなフィリップKディック
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」も…ある!?
レイ・ブラッドベリ!!!「華氏451度」は日本で読んだ。面白かった!


やはり私はこのEglintonの店舗が合っている。

そして村上春樹も発見

「めくらやなぎと眠る女」

「めくらやなぎと眠る女」って、『螢・納屋を焼く・その他の短編』という短編集に入ってる短編じゃなかったっけ?
気になって目次を見てみると・・・・

え!!!!

すごい!珠玉では!?
「バースデイ・ガール」は箱根でリゾバしてる時に近くの公民館で読んだ話だ。
「鏡」は高校の教科書にも載ったとのことで私の中で話題になっていた。
大好きな『カンガルー日和』の中の短編、「カンガルー日和」「かいつぶり」「スパゲティーの年に」「とんがり焼の盛衰」(←大学の近代文学の講義でこれのレポートを書いた)がある。
こんな短編集があったなんて〜!

「ハナレイ・ベイ」は映画になってたやつだ

お金を節約しなければいけないのはわかっているのだが・・・!!!これは今買うしか無い!という使命感で購入。

というわけで、「海辺のカフカ」を読み終わったらのお楽しみにとっておく


また、先日。
日本語学校のボランティアの帰り、せっかく近くだったので、またSpadinaのBMVにも行ってきた。実は、英語のクラスで使う辞書を買いたかったのだ。図書館で借りればタダなのだが、やはり私は本には書き込みをしたい人なので、中古で安いものを購入。


これで安心(?)


これからもBMV Book storeにはお世話になると思う。

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