間主観性の誤解
間主観性は「複数の主観において成り立っていること、主観の共同性」「二人以上の人間(人間でなくてもよいが)において同意が成り立っていること」
ではなくて、
「複数の主観において成り立っていると内的意識で”思われている”こと、複数の主観の共同性だと”思われているもの”」、
「二人以上の人間(人間でなくてもよいが)において同意が成り立っていると自己に”思われている”もの」のこと。
つまり、それぞれの主観に共通すると意識において直感されるもののこと。
間主観性を〈実在〉するものと考えることは現象学的還元の方法から逸脱している。その意味で「相互主観性」「共同主観性」という表現は誤解を招きやすいのではないか。