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ルールと遊びの話【カナガシラおいしい】

最近は奢られてる。

そしてふと、結婚生活でも、社会生活でも、出会いの場でも

ルールを作った人が、お得に生きられるんだなと思うんだ。

だから
「奢れ」をしても
「会うのは2時間」って勝手に決めても

ちゃんとその通りになって面白い話が転がって、それだけで終わるの、みんなえらいなぁって思っちゃうんだ。

私が勝手に決めたルールを守って偉い。

見知らぬ弱そうな女に対しても、ちゃんと秩序を重んじている。
日本って感じがして安心する。
秩序は本当にたいせつだからなぁ。

あと、お得に生きたいならルールを作る側になった方がいい。

グレーで遊ぶ

「いかにルールを守りつつ、逸脱するかで遊んでる。どうすればいいか、穴を探してるんだよね」

高所得者の話


交渉とかしないしお行儀も良い人たちと会って話をしながら、成功してる人の話を思い出した。

相手のルールの中で、どう自分が遊ぶか。

多分、これがうまくできるひとは強いんだろうな。

ルール破れ!強制とか暴力的なことで服従させよう!とかいう話ではなくて、秩序を護るように行動しなくてはならないことは理解していて、でもその範囲をどう逸脱できるかって考えるだけで面白いよね

なんでもやっていい世界よりも、縛りがある世界の方がおもしろい。
ギリギリ手が届くか否かみたいなところに興奮する。


だから女の私は遊べる力量を知らず知らずのうちに計って、惹かれてたりする。

私のいう遊べる力量とは、

船を1から作れるかみたいな
みんなが通り過ぎる木を蹴ってカブトムシの雨を降らせられるかみたいな
踏まれてる雑草の調理方法を知ってるかとか

上記は比喩だけど、
そこら辺に落ちてる材料で作る料理のうまさを知ってる人はアソビがうまいなぁって思うんだ

街中の誤字を信じられないくらい発見する人もいて、その遊び方は斬新で笑った。

それから正しいと思いこんでいたは街が実は誤字で溢れてることを知って、
また一つ私の世界の見え方が変わって、

世界は間違うこともある生身の人が作ってるんだなぁ、と解像度が上がった。

おまけ

私にとってカナガシラはハジメマシテのお魚で、旅先にアヒージョの缶詰が売っていたので、なんだこれ?と買ってみた。

阿蘇の日本酒でいこう

食べてみたら思いのほか美味しくて、びっくりしたんだ。

なんだこの魚、癖がなくてタンパクで、オリーブオイルとあってる

ニンニクと七味を追加してさらに美味しくする。
いいぞ、カナガシラ。スーパーにあったら買う。

調べたくなる。

ヒレで歩くタイプ?
赤くてかわいい

カナガシラは、カサゴ目・ホウボウ科に分類される魚。
ホウボウに似た魚で、ホウボウと同じく食用に漁獲される。
頭部が大きく、形が金槌に似ていることに由来する。

長崎県では、丈夫な歯が生え骨が丈夫になるように、お箸初の膳にカナガシラの焼きものを乗せる習慣がある。
「お金が貯まる」に通じるとされ、節分にカナガシラを食べる風習がある。

別名キミヨ(秋田県)、キントウ(宮城県。金頭の音読)、カナ(関東地方)、カナド(関東地方、四国地方)、シシッポ(石川県)、カナンド(兵庫県)、カナゴ(愛知県)、ガッツ(長崎県)、ギダユウガタリ(鹿児島県)

カナガシラの硬い頭部を義憤に駆られて癇癪を起こした大塩平八郎が、バリバリと噛み砕いて骨ごと食べて呆れられた。

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別名のキミヨは「君魚」と書き、殿様などが食べる上等の魚という意味を持つ。

殿の魚だこれ。

現代は贅沢を数百円で手にできるようになって、発展ってすごいを噛み締める。

大塩平八郎さんが噛み砕いたカナガシラの話は調べて胸が痛んだ。
彼が飢饉をなんとかしようとして、庶民を救おうとして、でも上に受け入れられなかったんだ。
カナガシラって頭かたいんだけど、その上の固い頭を噛み砕いて食べちゃうっていう話。
実際には助けられなくてたくさん人が飢えて死んだんだ。

それは大阪の米を江戸に回したからで、誰を救うか、どこにいたら生き延びられるのかと言ったら強い者のそばにいた方が運が上がるんだなぁって。

居る場所は運を上げるために最も手っ取り早い方法だから、自分が強くなるか、強い者のそばに行くかするといいよ。

運良くいきていきたいな

またなんの話書いてるのかわからないけど、今日も楽しい。


さて、何人が誤字を見つけただろうか。


おわり

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