大人の論理、子どもの感情の話
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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!
2分の1の恋、という話を前回させていただきました。
二分の一、50%、5割と言い方はさまざまあります。言葉的に数字をつかわずに言えば、半分です。ひとつのモノあちらとこちらに分けた片方です。パンなんか手で引きちぎってふたつにしたモノをあなたとボクで分け合うコトと「ハンブンコ」と言ったりもします。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。
子どもの頃ならば、友だちと兄弟とそんな風に分け合うと「そっちが多い」だの「こっちが小さい」などもめ事の原因にもなっていたりもします。
大人からは「仲良く分けなさい」なんて叱られたりして。
仲良く分けられるならばもめたりしません。
大人になるにつれ、そんなことではもめなくなるのですが、分け前が少ないなんて新たなもめ事が勃発したりもする可能性もあったりなかったりするかもしれませんが。
テレビか本か何かで、このハンブンコで、もめなくするには「半分に分けるほうと、それを選ぶほうを違う人にすればもめない」と言っていた気がします。なるほど、納得できる論理でした。
最初にそれを分け合う子どもたちに教えてやらせてみると、もめない。
Aくんが半分に分けて、Bくんが分けられたモノを選びなさい。
そうすると、Aくんは均等に平等に公平になるように慎重に半分に分ける。Bくんは自ずと好きなほうを少しでも大きなほうを選ぶ。
Aくんは自分が分けたので、大きなほうを選ばれたとしても文句を言いません、言えません。と言う論理だったと思います。
最初に分けるほうのAくんに、「上手に均等に分けないと大きいほうをとられるよ」アドバイスしてあげてもいい。そうすることでもめない。
なんて論理展開で言っていたような気がします。
確かに大人の論理では納得ですが、子どもをあなどってはいけません。最初に決めたルールなんて完全に無視するのが子どもです。理解をしていないのが子どもです。思春期なんかを迎える子どもだと理解してもめないかもしれませんが、小学生ではもめます。
まず、うまく半分に出来なかったことにご立腹します。もちろん、それで大きいほうを選ばれれば、ますますご立腹です。もちろん、それで怒ったりはできませんから我慢をして我慢をして我慢できずに涙がこぼれます。怒ったり相手に文句を言ったりすることはダメなころは理解していますが、それをその気持ちを抑えることはまだまだできないのも子どもです。理屈よりも感情を優先させるのが子どもの良いところでもありますからね。
そのテレビか何かで見た子どもとは、どれくらいの年齢を想定して設定していたのかは覚えていませんが、きっと、検証した子どもたちは大人に近かっただけかもしれません。
半袖で出かけて日が沈むと肌寒く感じたので、このあたりで。
ありがとうございます。
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